東京都心と比べ、東京郊外は基本的に家賃相場が安くなっている傾向にあります。
もちろん交通の利便性や商業施設などの利便性は都心に劣る部分があるかもしれませんが、家賃の安さは魅力的です。
東京郊外のエリアには一人暮らし向けやファミリー向け、都心へのアクセスや通勤向けなど、様々なエリアがあります。
家賃相場が安いのはもちろん、その他の利便性を気にするなら家賃が安いエリアと暮らしやすさを両立させる必要性があるでしょう。
そこで今回は、東京郊外で家賃が安いエリアを多くご紹介します。
これからどこか家賃が安い場所に引越したいときは、是非とも参考にしてみてくださいね。
1. 東京郊外で家賃が安いのはここ!
東京郊外の中でも、特に家賃が安いエリアがあります。
家賃が安いエリアに住むことで貯金もやりやすくなりますし、その分のお金を他に回すことによって有意義な生活を送ることができるでしょう。
それでは、東京郊外で一人暮らし向け・ファミリー向け・都心へのアクセスや通勤向けで家賃が安いエリアをご紹介しましょう。
1-1. 一人暮らしにおすすめ
東京郊外で一人暮らしをするのにおすすめなのが、国立市です。
国立市の主要な駅である国立駅からは中央線を利用することが可能で、時間はかかるものの乗り換えることなく渋谷駅や新宿駅、東京駅までアクセスできるのが大きなポイントです。
家賃相場も比較的安く、ワンルームなら約4万8000円、1Kなら約6万円が相場ですので、一人暮らしで無理なく暮らすにはもってこいの家賃だと言えるでしょう。
国立市は郊外ではあるものの田舎すぎず、かといって都会すぎるわけではありません。
休日には大字通りの桜並木を散歩したり、数多くの飲食店も建ち並んでいるので外食も楽しめます。
スーパーも豊富にあり、毎日の買い物に困ることもないでしょう。
非常にバランスの取れた国立市で、新しい生活を始めるのも良いのではないでしょうか。
(参照:https://www.homes.co.jp/chintai/tokyo/kunitachi-city/price/)
1-2. ファミリーにおすすめ
ファミリー向けで家賃が安いエリアといえば、江戸川区が挙げられます。
江戸川区は基本的に都心へのアクセス手段にすぐれていて、通勤や移動手段に困ることはないでしょう。
江戸川区の家賃相場は家族連れが暮らすエリアとしては都心よりも安く、相場は2DKなら約8万7000円、1LDKなら約10万円、3LDKなら15万円を下回っています。
都心であれば3LDKだと20万円を超えていることが多いため、東京郊外でこの家賃相場はかなり安いと言えるのではないでしょうか。
江戸川区の中でも特におすすめできるのが、西葛西駅周辺のエリアです。
西葛西駅は家賃相場が比較的安いにも関わらず都心へアクセスしやすく、通勤などの移動手段に困ることがありません。
東京メトロ東西線を利用すれば乗り換えなしで日本橋駅や大手町に簡単にアクセスできます。
また、西葛西駅周辺にはワイズマートやフジマートを初めとするスーパーやコンビニが数多く立ち並んでおり、日常の買い物が非常にやりやすいです。
他にも家電量販店やドラッグストア、大型総合病院もあり、駅周辺だけで事足りることもあるでしょう。
特に緑が豊かにあるのもポイントで、公園も数多くあります。子育て支援も積極的に行われていて、まさにファミリー向けのエリアとしておすすめできるエリアとなっています。
(参照:https://www.homes.co.jp/chintai/tokyo/edogawa-city/price/)
1-3. 都心へのアクセス・通勤におすすめ
都心へのアクセスや通勤におすすめのエリアとして挙げられるのが、埼玉県和光市の和光市駅周辺です。
和光市駅は東武東上線や副都心線、有楽町線が利用可能で、東武東上線を利用すれば基本的に約15分以内、乗り換えなしで池袋駅にアクセスできます。
さらに副都心線を利用すれば、乗り換えなしで渋谷駅にもアクセスできるので都心へアクセスする手段や通勤手段に困ることはありません。
家賃相場も郊外ならではの安さで、ワンルームや1K、1DKなら6万円台の相場となっています。
1LDKなら相場は約10万円、2LDKなら約11万円という安さなので、一人暮らしにも家族連れにもおすすめのエリアだと言えるでしょう。
短い時間で都心にアクセスできる利便性の高さによって通勤がやりやすく、休日にどこかへ遊びに行く時も重宝します。
都心へのアクセスや通勤の利便性を考慮するなら、和光市駅周辺の物件がおすすめです。
(参照:https://www.homes.co.jp/chintai/saitama/wakoshi_04755-st/price/)
2. 【地域・エリア別】東京郊外の家賃が安い場所3選
東京郊外で家賃が安い場所を探しているなら、地域・エリア別で探してみてはいかがでしょうか。
家賃の安さはもちろん、周辺環境の利便性も高ければ大変住みやすい場所になることが予想されます。
それでは、東京郊外の地域・エリア別で家賃が安い場所をご紹介しましょう。
2-1. 八王子市
東京郊外の中でも基本的に家賃が安いのが、八王子市です。
八王子市ではワンルームで約4万5000円の相場となっていて、1Kでも約5万円、1DK、2Kでやっと約6万円台に到達します。
これほどの安い家賃相場はあまりないので、家賃が安いエリアに住みたい人におすすめできるでしょう。
さらに都心へのアクセスも良好で、中央線、横浜線、八高線を利用することができます。
新宿駅や東京駅、横浜駅へ乗り換えなしでアクセスできるだけでなく、1回乗り換えれば渋谷駅や池袋駅にもアクセスできるなど、時間はかかるものの基本的に利便性は高いと言えます。
八王子駅周辺には京王八王子ショッピングセンターを初めとする多数の商業施設があるので、毎日の買い物はもちろん休日のショッピングなども楽しめるでしょう。
(参照:https://www.homes.co.jp/chintai/tokyo/hachioji-city/price/)
2-2. 青梅市
青梅市は非常に家賃相場が安く、ワンルームなら4万円を切って約3万9000円、1Kなら約4万5000円、2DKで約5万円弱の相場となっており、2LDKで約6万円台になります。
3LDKでも約7万弱円の相場と、破格の安さになっています。
家賃の安さを求めるなら青梅市はとてもおすすめです。
ですが、都心へのアクセス手段があるとはいえ、所要時間は1時間前後と長いので注意が必要です。
青梅線を利用して立川駅から中央本線に乗り換えるか、新宿駅や東京駅まで乗り換えなしでアクセスする方法があるので、時間がかかったとしても都心にアクセスする手段には困りません。
何といっても青梅市は広大な自然が広がっているのが特徴で、都会のような騒がしさなどはほぼないでしょう。
市街地まで行けば様々な商業施設があり、病院も一通り揃っているので暮らしやすいと言えます。
(参照:https://www.homes.co.jp/chintai/tokyo/ome-city/price/)
2-3. 町田市
町田市の家賃相場はワンルーム、1K、2Kなら約5万円台、1DK、2DKなら約7万円台、1LDKは約8万円台、2LDKで約11万円台、3LDKなら約12万円台の相場となっています。こちらも家賃の安いエリアとして有名なエリアです。
アクセス面も良好で、利用できる路線は横浜線と小田急小田原線の2本です。
30分以上時間がかかりますが、乗り換えることなく新宿駅や横浜駅までアクセスできます。
また、1回乗り換えることで渋谷駅や池袋駅までアクセスできるのもポイントです。
都心までのアクセス手段に困ることがなく、さらに主要な駅である町田駅周辺には様々な商業施設が立ち並んでいます。
一日では見て回れないほどの数なので、都心までアクセスしなくても休日を楽しむことができるでしょう。
(参照:https://www.homes.co.jp/chintai/tokyo/machida-city/price/)
3. 【路線別】東京郊外の家賃が安い場所3選
地域・エリア別で家賃が安い場所をご紹介しましたが、次は路線別で家賃が安い場所をご紹介しましょう。
いくら家賃が安いと言っても、やはり都心へのアクセスが良いに越したことはありません。
アクセスの利便性と家賃の安さが両立できれば、これ以上にない住まいになるのではないでしょうか。
3-1. 京王線ー調布市
調布市の家賃相場はワンルームで約5万7000円、1Kで約6万6千円、1DKで約7万8千円台の相場となっていてます。
そして主要な駅である調布駅からは京王線と京王相模原線が利用可能で、乗り換えなしで約15分程度で新宿駅にアクセスできるのが大きな特徴です。
乗り換えが必要になりますが、渋谷駅、池袋駅、吉祥寺駅まで30分以内でアクセスできるなど、この家賃相場でこれだけの交通の利便性があるのは非常に便利です。
(参照:https://www.homes.co.jp/chintai/tokyo/chofu-city/price/)
3-2. 中央線ー三鷹市
三鷹市は1Kでギリギリ約6万円代という家賃相場となっているので、他のエリアと比べれば少々家賃が高いように感じられるかもしれません。
しかし、三鷹市はそれを補って余りあるほどの利便性の高さがあります。
まず、主要な駅である三鷹駅からは中央線、中央本線、総武線が利用可能であり、乗り換えなしで約15分ほどで新宿駅にアクセスできます。
歩いて行ける場所には吉祥寺があり、電車だとわずか5分でアクセスできます。
乗り換える必要性がありますが、渋谷駅や池袋駅にもアクセスできるなど、短い時間で新宿駅にアクセスできるのは大きなメリットです。
その他にも飲食店や商業施設も数多く建ち並んでいて、外食やショッピング、買い物に苦労することはありません。
仕事やプライベートが両立できる数少ないエリアだと言えるでしょう。
(参照:https://www.homes.co.jp/chintai/tokyo/mitaka-city/price/)
3-3. 中央線ー立川市
立川市の家賃相場はワンルームで約5万円、1Kなら約5万8000円、1DKなら約6万8000円と比較的安いと言えるでしょう。
そして主要なターミナル駅である立川駅からは中央線、南武線、青梅線が利用できます。
中央線からは乗り換えなしで東京駅や新宿駅へアクセスできるほか、南武線からは溝の口や川崎にも乗り換えることなくアクセスできます。
特に新宿駅まで約25分程度でアクセスできるなど、利便性の高い交通網なので通勤や休日の過ごし方に困ることはないでしょう。
(参照:https://www.homes.co.jp/chintai/tokyo/tachikawa-city/price/)
4. 東京郊外と都内の家賃相場の差額
東京郊外と都内の家賃相場は大きく違います。
ワンルームや1K、1DKで相場を調べると、新宿区や港区、目黒区、中央区といった都内の家賃相場は10万円以上となっています。
しかし、府中市や調布市、小金井市、町田市、立川市といった郊外の家賃相場は6万円台か、6万円を下回っています。
つまり、都内と郊外の家賃相場の差額は基本的に4万円程度になります。
(参照:https://www.homes.co.jp/chintai/tokyo/city/price/)
5. まとめ
東京郊外は軒並み家賃相場が安く、それでいて都心へのアクセスに優れているエリアがあります。
郊外は基本的に都心に比べて人通りが少なく、家賃も安く、自然も多いなどゆったりと過ごすには申し分ない環境だと言えるでしょう。
家賃の安さを重視するなら、東京郊外の物件を探してみてはいかがでしょうか。