家賃は日々の支出の中でも、かなり大きな部分を占めます。

減らすことができれば、貯蓄を増やして将来に備えたり、新しいチャレンジに投資したりと人生の選択肢が増えるでしょう。


そんな、家賃を減らす際に有力なのが「郊外に住む」という選択肢。

エリアによっては、同じ広さ間取りでも、家賃を1/2にすることも可能なんです!

ということで、今回は東京郊外の賃貸相場について、「エリア別」「間取り別」に紹介させていただきます。

東京郊外の賃貸相場

東京郊外は、23区を中心として東西南北にベッタウンが広がっています。

今回は、北の埼玉方面・南の神奈川方面・東の千葉方面・西の西東京方面と、東京郊外を4つのエリアに分けて家賃相場を紹介していこうと思います。

ぜひ、居住先選ぶときの参考にしてみて下さい。

まず、「郊外からアクセスしやすい駅」を見てみましょう。


<郊外からアクセスしやすい駅>

  • 埼玉方面→池袋駅、東京駅周辺など
  • 神奈川方面→品川駅、新宿駅周辺など
  • 千葉方面→東京駅周辺など
  • 西東京方面→新宿駅周辺など

これらが郊外からの電車で行きやすい駅となります。


また、家賃相場は、一人暮らし・新婚・同棲・ファミリーといった居住する人数によっても変わってきます

そこで、以下では、「エリア」×「居住する人数」に分けて相場を紹介しています。

一人暮らし


都心の一人暮らしというと、ワンルームをイメージする人が多いと思います。

しかし、郊外の場合は同じ家賃でも広い部屋に住みやすいので、1Kや1LDKといった広めの間取りに住むことができるのが特徴です。

<郊外での一人暮らしにおすすめの間取り>

  • ■ワンルーム:キッチンも付属した1部屋だけの間取り
  • ■1K:居間とキッチンスペースに仕切りがある間取り
  • ■1DK:居間とは別に4.5畳~8畳未満のダイニングキッチンがある間取り
  • ■1LDK:居間とは別に8畳以上以上のリビングダイニングキッチンがある間取り

それぞれ、間取りの大きさ毎に家賃相場も変わってきますので、代表的な東京郊外のエリアでの家賃相場を確認してみましょう。

ワンルーム 1K 1LDK
多摩市(西東京方面) 3.8万円 4.3万円 8.1万円
横浜市西区(神奈川方面) 5.7万円 5.5万円 11.4万円
所沢市(埼玉方面) 3.4万円 4.4万円 7.2万円
松戸市(千葉方面) 4.6万円 5.0万円 7.2万円

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相場を見ていただくとわかる通り、エリアによっては1LDKなどの間取りに一人暮らしすることも夢ではありません。

新婚・同棲

結婚や同棲などで2人で暮らす場合には、当然ながら一人暮らしよりも広い部屋を用意する必要があります。

国土交通省の「住生活基本計画」によると、2人暮らしの目安は30平米〜55平米とされています。

間取りにすると1K・1LDK・2Kなどが適していると言えるでしょう。

各間取りの相場を見てみましょう。

1K 1LDK 2K
多摩市(西東京方面) 4.3万円 8.1万円 5.6万円
横浜市中区(神奈川方面) 5.5万円 11.4万円 7.3万円
所沢市(埼玉方面) 4.4万円 7.2万円 5.0万円
松戸市(千葉方面) 5.0万円 7.2万円 4.8万円

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2Kだと個室が2つ用意できるので、お互いのプライベート空間も確保しつつ新婚生活や同棲生活をおくることができます。

1LDKに比べると2Kの方が人気がいので、家賃相場が低く狙い目の間取りと言えるでしょう。

ファミリー

家族で賃貸に住む場合は、子どもの成長や収納スペースのことなども考えて間取りを決める必要があります。

国土交通省の「住生活基本計画」では、夫婦2人暮らしの30平米〜55平米をベースとして、1人につき10平米加算していくことで、人数ごとに必要となる部屋の広さが導けるとされています。

間取りにすると1LDK・2LDK・3LDKなどを選ぶ家庭が多いでしょう。

1LDK 2LDK 3LDK
多摩市(西東京方面) 8.1万円 8.7万円 7.8万円
横浜市中区(神奈川方面) 11.4万円 11.7万円 15.0万円
所沢市(埼玉方面) 7.2万円 6.0万円 9.1万円
松戸市(千葉方面) 7.2万円 7.1万円 8.3万円

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3LDKで10万円を切るエリアもありますので、共働きのファミリーであれば十分検討できるのではないでしょうか?

また、多摩市のように、3LDKの方が2LDKよりも家賃相場が安くなっているエリアもまれにあります。

できるだけ家賃を抑えたい方は、細かくチェックするようにしましょう。

東京郊外の賃貸相場が安い地域

東京郊外エリアの中にも家賃相場が安い地域と高い地域があります。

もちろん、間取りによって相場は変わってくるのですが、今回は目安としてワンルームの家賃を参考にして賃貸相場が安い地域をまとめました。

3万円代と4万円代でワンルームを借りられる地域を「賃貸相場が安い地域」としています。

まずは、かなり格安の3万円代でワンルームが借りられる地域から見ていきましょう。

  • <3万円代/ワンルーム>
  • 西東京方面:八王子市・多摩市・青梅市・稲城市
  • 神奈川方面:座間市・伊勢原市
  • 千葉方面 :市原市・鎌ケ谷市
  • 埼玉方面 :入間市・ふじみ野市・狭山市・飯能市・本庄市

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続いて、4万円代でワンルームが借りられる地域です。

3万円代の地域に比べると「立川市」「相模原市」「松戸市」など都心までも1時間以内でアクセスできる地域が出てきているのがポイント。

  • <4万円代/ワンルーム>
  • 西東京方面:町田市・小平市・立川市・日野市・あきる野市・羽村市・福生市
  • 神奈川方面:相模原市・大和市・横須賀市・平塚市・厚木市・海老名市・小田原市
  • 千葉方面 :松戸市・習志野市・柏市・木更津市・君津市
  • 埼玉方面 :所沢市・川越市・草加市・越谷市・朝霞市・新座市・春日部市・上尾市・富士見市・三郷市・坂戸市・鶴ヶ島市・志木市・蓮田市・東松山市・吉川市・深谷市・桶川市

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特に埼玉エリアはかなり選択肢が豊富になっています。

東京郊外の賃貸相場が高い地域

続いて、東京郊外にも関わらず賃貸相場が高い地域に関しても確認しておきましょう。

5万円代と6万円代でワンルームを借りられる地域を「賃貸相場が高い地域」としています。

路線が複数乗り入れている駅だったり、再開発が進んでいる人気の地域は、郊外にも関わらず家賃相場が高くなっていますので注意が必要です。

まずはワンルームを借りるのに6万円以上かかる地域を見てみましょう。

  • <6万円代/ワンルーム>
  • 西東京方面:東大和市・昭島市
  • 神奈川方面:川崎市・茅ヶ崎市
  • 千葉方面 :千葉市・八千代市
  • 埼玉方面 :さいたま市・白岡市・熊谷市

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続いて5万円代でワンルームを借りれる地域を見てみましょう。

千葉市・さいたま市・横浜市はどこの区にするのかによって、かなり家賃相場が変わってきます。

郊外の区はワンルームが3万円代で借りられる場合もありますし、都心に近い区はワンルームを借りるのに6万円以上かかる区もありますので、目安として捉えておいてください。

  • <5万円代/ワンルーム>
  • 西東京方面:西東京市・小金井市・東村山市
  • 神奈川方面:横浜市・藤沢市
  • 千葉方面 :市川市・船橋市・浦安市
  • 埼玉方面 :川口市・戸田市・和光市・蕨市・八潮市

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間取りによっても相場は変化しますので、こちらの情報を参考にして、希望の間取りを踏まえた家賃相場を調べることをオススメします。

東京郊外で賃貸を探す場合の4つのチェックポイント

続いて、東京郊外で賃貸を探す時に注意すべきポイントについても紹介していきます。

郊外エリアに住む一番のメリットは家賃を抑えることができることですが、一番のデメリットは交通の便が悪いこと。

交通機関の状況に関しては、いくつか確認しておいた方が良いことがあります。

  1.  通勤時間を確認する
  2.    通勤時の混雑状況を確認する
  3.    電車の頻度を確認する
  4.    周辺施設の位置を確認する

今回は4つのポイントを紹介させて頂きます。

1. 通勤時間を確認する

郊外に住む際に一番注意しなくてはいけないのは、通勤時間です。

通勤時間は電車やバスに乗っている時間だけでなく、家から駅まで歩く時間と駅から勤務先まで歩く時間を含めたドアtoドアの時間を把握するようにしましょう。

実際に歩いてみて、自分の足でどれくらいの時間がかかるのかを測ることができるとベストです。

2. 通勤時の混雑状況を確認する


また、通勤時の混雑状況に関してあわせて確認しておきたいポイントです。

毎日が満員電車になってしまうと、朝から疲れてしまいますので、自分が通勤するであろう時間の混雑状況を確認しておきましょう。

ただたとえ混雑率の高い路線であっても、通勤で使う駅に始発電車があるかどうかでも通勤状況が変わってきます。

始発電車であれば、朝から座って通勤することもできますので、疲れ具合が全然違ってきますよね。

混雑率とあわせて、始発電車の有無も確認することがオススメです。

3. 電車の頻度を確認する

郊外エリアだと、電車の頻度が少ない場合も。

通勤の時間帯は、電車の本数が多めに設定されていることがほとんどですが、念のための確認しておくのをオススメします。

「この電車を逃すと遅刻してしまう」という毎朝の戦いをしないようにしましょう。

4. 周辺施設の位置を確認する


コンビニ・スーパー・役所・病院などの周辺施設の位置も確認しておくと失敗が少なくなるでしょう。

郊外エリアでは、車での移動を前提とした立地になっている場合もありますので、徒歩で行ける範囲と車で行く範囲の両方を確認しておきましょう。

車を持っているのか、持っていないのかによっても、どの辺りに住むのかが変わってきます。

東京郊外と都心の賃貸相場の違い


最後に、郊外エリアと都心エリアで家賃相場にどれくらいの開きがあるのかを紹介しておきます。

「西東京方面・神奈川方面・埼玉方面・千葉方面」の郊外エリアと、「渋谷区・品川区」の都心エリアを比べてみると、下記のようになります。

ワンルーム 1LDK 2LDK
【郊外】多摩市(西東京方面) 3.8万円 8.1万円 8.7万円
【郊外】横浜市西区(神奈川方面) 5.7万円 11.4万円 11.7万円
【郊外】所沢市(埼玉方面) 3.4万円 7.2万円 6.0万円
【郊外】松戸市(千葉方面) 4.6万円 7.2万円 7.1万円
【都心】渋谷区 9.8万円 15.6万円 14.0万円
【都心】品川区 6.5万円 12.1万円 18.3万円

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横浜など人気のエリアを除くとほぼ2倍くらいの開きがあることが分かりますね。

渋谷区と所沢市では3倍近くの差があります。

なお、多摩センター駅(多摩市)から新宿駅までは42分、所沢駅から池袋駅まで26分、松戸駅から東京駅までは37分です。

30分から1時間の通勤時間の違いで、家賃2~3倍変わってしまいますので、通勤時間と家賃のどちらをとるかは、よく考えて判断する必要がありますね。

まとめ

「東京郊外」と言っても、家賃相場にはかなりバラつきがあります。

どの街に住むのかを選ぶ際には、職場とのアクセスが一番重要なポイントになってくると思いますので、最寄駅の乗り入れ路線や乗り換え案内を参考に検討しましょう。

まずは、職場が東京・品川・新宿・池袋のどの駅に近いのかから絞り込むと、大まかな見当は立てやすいです。

また、郊外エリアは海浜幕張公園(千葉市)・昭和記念公園(立川市)など自然豊かな環境も魅力の1つ。

根気よくリサーチをして、家賃を抑えつつ、通勤もプライベートも充実して過ごせる住環境を探しましょう!

 

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