都心に通勤・通学となれば、どうしてもアクセスが便利な場所として都内の物件を選んでしまいますよね。

もちろん都内の物件は「都内だからこその魅力」があります。

でも暮らし続けるとなれば、生活費のことや住環境などほかにもこだわりたい条件はたくさん出てきます。

そこでおすすめしたいのが都内へのアクセスが便利なのに、ライフスタイルに合わせていろいろな暮らし方が出来る東京郊外のベッドタウンです。

もちろん東京郊外のベッドタウンと呼ばれるエリアはたくさんありますが、その中から今回は選りすぐりのエリアを紹介!

さらに都心との住みやすさの比較として東京郊外のメリット・デメリットもまとめて解説します。

 

東京郊外のベッドタウンといえばココ!

千葉県柏市

千葉県の北西部に位置する柏市は、若い世代に人気があるベッドタウンです。

人口約43万人の柏市ですが、都心への通勤率は42.3%(平成28年「国勢調査」より)です。

つまり2.5人に1人は柏市から都心へ通勤しているということになります。

柏市といっても【大津ヶ丘地区】【光ヶ丘地区】【緑ヶ丘地区】【つくしが丘】【ひばりが丘】の5つに分かれます。

東京のベッドタウンとして人気が高まったのは、柏市のターミナル駅である「柏駅周辺」です。

60年代ごろから人口が増え始め、70年代に駅周辺に複数の百貨店を含む多くの商業施設が作られました。

ちなみに柏駅から電車で都心に最短時間で移動をするのであれば、渋谷駅まで56分、新宿駅まで51分、東京駅まで41分です。

 

埼玉県浦和地区

都心への通勤率35.9%(平成12年「国勢調査」より)あるのが、埼玉県南部に位置する浦和エリアです。

かつては「浦和市」と呼ばれていましたが、2001年に「大宮市」「浦和市」「与野市」が合併してさいたま市となったため浦和市は廃止となりました。

現在さいたま市は「浦和区」「南区」「桜区」「緑区」「中央区」に分かれていますが、旧浦和市は現在の浦和区にあたります。

さいたま新都心駅がある中央区は駅を中心に都市開発が活発になっていますが、まだまだ知名度は低いです。

そのため今後期待される東京のベッドタウンと言えます。

その代り昔からベッドタウンとして発展してきた浦和区は、歴史的な建造物や豊かな自然が多く残る街としていまだに幅広い世代から人気があります。

浦和エリアでは「浦和駅」がターミナル駅ですが、隣接する「南浦和駅」は京浜東北線と武蔵野線が通っています。

ただし南浦和駅はターミナル駅ではないので、浦和駅よりも土地価格が安いです。

とはいえ南浦和駅は都心だけでなく郊外への通勤・通学者に人気があるので、若い現役世代が多いのが浦和エリアとは違う特徴です。

ちなみに浦和駅から電車で都心に最短時間で移動するのなら、渋谷駅まで30分、新宿駅まで25分、東京駅まで26分となります。

 

たまプラーザ

たまプラーザは、金賀兼横浜市青葉区美しが丘にあります。

現在では「たまプラーザ=田園都市線の駅または駅ビル」のことを言いますが、もともとこの辺りは東京のベッドタウンとして開発された地域だったため「たまプラーザ=東京のベッドタウン」ともいいます。

たまプラーザ駅そのものも再開発によって大きく変わりましたが、この時の再開発によって「たまプラーザテラス」「ノースプラザ(東武百貨店たまプラーザ店)」「ゲートプラザ」「サウスプラザ」のほかにもイトーヨーカドーや家電量販店、ドラッグストア、国学院大學横浜たまプラーザキャンパス」などが新たに建設されました。

電車は田園都市線のみですが、上り電車では渋谷・押上(スカイツリー前)方面行となるので都心へのアクセスも可能です。

たまプラーザ駅は急行も停車するので渋谷駅までなら急行で22分、新宿駅までは28分、東京駅までは43分で移動できます(乗り換えは必要です)。

さらにバス路線が充実しているのが特徴です。

バス乗り場は北口ターミナルと南口ターミナルに分かれていて、たまプラーザ駅周辺はもちろんですが有名観光スポットなどへの直行便もあります。

ですから車がなくても、路線バスで【成田空港】【東京ディズニーリゾート】【三井アウトレットパーク木更津】【御殿場プレミアム・アウトレット】などに直接遊びに行くことが出来ます。

 

田園調布

ネームバリューとステータスを重視するのであれば、昔から「東京郊外の高級住宅街」として有名な田園調布があります。

東京都大田区に位置する田園調布は、大田区の中でも最西端の場所にあります。

さらに都境となる玉川を挟んで神奈川県とも隣接しているので、自然に囲まれたまさにベッドタウンといえます。

著名人が多く住んでいることでも有名な田園調布は、駅前でも自然を感じることが出来ます。

特に駅の西口には四季折々に表情を変える見事なイチョウ並木があります。

土地の購入価格は、2019年公示地価で【平均71万3155円/㎡】、坪単価では【235万8861万円/坪】です。

最も値段が高いのは「大田区田園調布30-23-15」で、最も値段が安いのが「大田区田園調布5-53-15」です。

田園調布の地価は1986年に一気に上昇します。

その後バブル崩壊によって90年代初頭に急落し、2000年以降はほぼ横ばい状態が続いています。

 

  • 田園調布で最も地価が高い場所

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  • 田園調布で最も地価が安い場所

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東京郊外のベッドダウンに住む3つのメリット

自然に囲まれた暮らしが出来る

ベッドタウンと呼ばれる場所では「自然を身近に感じることが出来る」という点が魅力にあります。

都心は高層マンションやオフィスビルに囲まれているため、部屋の窓からの景色も無機質な印象です。

でも東京郊外では昔ながらの住宅街も多く残っているので、高層ビルよりも緑や空などの自然が部屋の窓から見えます。

また自然が豊かということは、子育て環境としても魅力的です。

自然が少ない都内では味わうことが出来ない自然の中での様々な体験は子供の成長に大きく役立ちます。

 

家賃・土地購入価格が都心よりも安い

都心と東京郊外では、地価に大きく違いがあります。

もちろんベッドタウンの場所によっても地価に違いはありますが、基本的に都心部よりも地価が高いことはありません。

つまり賃貸住宅であれば「都心の物件よりも家賃が安い」となりますし、分譲マンションや戸建て住宅を購入するのであれば「都心よりも手ごろな価格で手に入る」と言えます。

 

ライフスタイルに合わせた間取り選びがしやすい

東京郊外の物件は「間取りが広い」という特徴があります。

例えば家賃7万円で一人暮らしをするにしても、都心では20㎡未満のワンルームが一般的です。

ところが東京郊外であれば、同じ家賃7万円でも広さは20~30㎡が平均になります。

さらにゆとりのある一人暮らしをしたい人に人気がある1LDKや2DKも、都心のワンルームと同じ家賃で借りることが出来ます。

もっと嬉しいのはファミリー世帯に人気がある間取りの物件の家賃も安いことです。

少人数の家族であれば2LDKでも十分ですが、「もっと広々した空間で子育てをしたい」「子供一人ひとりに子供部屋を作りたい」となれば3LDKが理想ですよね。

でも都心でこの条件となれば20万円台前半から探すことになります。

ところが東京郊外で古くても良ければ10万円台前半でもこの間取りが手に入る可能性があります。

しかも場所によっては「専有面積60㎡が平均」という地域もあります。

これは東京郊外のベッドタウンを選ぶからこそ手に入るゆとりと言えるでしょう。

 

東京郊外のベッドタウンに住む3つのデメリット

かつて人気のエリアであっても今はゴーストタウン化している場所もある

かつて人気だったベッドタウンの中には、すでに人口が流出しゴーストタウン化している場所もあります。

しかもゴーストタウン化しているベッドタウンは、建物の老朽化と併せて住民の高齢化も進んでいます。

こうした地域では「孤独死」や「空き家問題」が深刻化しています。

しかもこうした問題の解決は地域住民たちの自主的な活動に頼らざるを得ないのが現状です。

しかもこうした地域活動のメインとなるのは、時間にゆとりが出来て体力的にも問題がない定年退職を迎えた世代です。

そのためせっかく時間に追われる都心での生活から離れたのに、結局地域の活動に毎日の時間を割かれ、思っているような生活が出来ないこともあります。

ここに若い世代が何かの縁で入居してきても「我慢して住む」事になりかねませんので、定住する方は少ないのが現状です。

若いから、といっておんぶにだっこを求められたらどうしますか?

該当の地域に住んでいる若い方からはこんな声を聞いています。

  • マンションの住民が高齢化、マンションの仕事や些細なお願い頼まれたりし、休まらない。
  • 組合で集まっても結局他の人の文句で終わり、解決方法まで至らず先延ばしになる。
  • 高齢で耳が遠い人が隣に住んでいるので、朝5時半にテレビの大音量で起こされる。
  • 空き部屋問題から家賃を下げ外国籍の方に部屋を貸して、ごみ問題・騒音問題・匂い問題が発生している。

これでは東京郊外をわざわざ選んでもデメリットの方が大きいといえます。

もちろん戸建てで地域の人と関わらない暮らしの方法はあるかもしれませんが、それで快適に暮らしていけるのでしょうか。

 

都心への移動に便利な電車は通勤時の混雑がひどい

都心までの通勤時間が30分前後の範囲であることを、最近では「東京郊外」とする考え方が一般的になってきています。

ただしこの条件に合う東京郊外のベッドタウンとなると、都心まで乗り換えなしの急行または特急電車に乗る必要があります。

もちろんベッドタウンの住人が都心に通勤する割合は高く、「都心まで電車で30分前後」といっても駅までの移動や勤務先までの移動も含めると片道約1時間となります。

ですからこの時間を少しでも短くするためには、通勤時間の短縮が出来る電車に乗らなくてはいけません。

ただし誰もが同じ考えのはずですから、当然電車の中はものすごい混雑となります。

もちろん「乗車率100%超え」なんて当たり前です。

移動時間は短くても、その間の体の負担は当然大きくなります。

 

ベッドタウンによって都心への通勤時間が違う

ベッドタウンといっても、場所によって都心への通勤時間に違いがあります。

東京駅周辺に通勤するのであれば、千葉県や大田区などのベッドタウンからであれば30分以内で移動が出来ます。

ところが府中市や立川市、埼玉県から東京駅へ移動するとなれば40分以上かかります。

逆に新宿や池袋・渋谷など副都心への通勤であれば、その逆のことが言えます。

このようにベッドタウンといっても場所によって都心へのアクセス時間に違います。

東京近郊に土地勘があるのであればこうしたことは特に問題にはなりませんが、「地方から東京郊外に引っ越す」「東京近郊の土地勘がない」という場合は問題です。

なにしろ「東京郊外のベッドタウン」といわれてしまうと、どこのエリアからもそれほど通勤時間に違いがないと思い込んでしまうこともあります。

いざ住んでみたら「通勤時間が長くて大変」「都心へのアクセスが不便」となってしまうこともあります。

 

「東京郊外」それとも「都心」どっちを選ぶ?

東京郊外がおすすめな場合

東京郊外では「自然が豊か」「都心よりも家賃が安い」という特徴があります。

そのため「子育てに良い環境が欲しい」「ライフスタイルに合った部屋の間取りが欲しい」「定年したらのんびりした老後生活を送りたい」という人には、東京郊外がおすすめです。

都心と言っても、栄えていない駅や駅前が寂しい駅、地域もたくさんあります。

その地域に住むくらいであれば、郊外に住んだ方が実は便利で快適だったりしますので、いろんな地域に目を向けてみてくださいね。

 

都心がおすすめな場合

都心では「鉄道路線が充実している」「駅前が充実している」「高層ビルやタワーマンションがある」「娯楽施設が充実している」という特徴があります。

そのため「家事にかける時間より一人の時間を優先したい」「毎日残業で帰宅が遅い(遅い時間でも買い物をする場所がある)」「都会に住むというステータスが欲しい」「毎日の生活に刺激が欲しい」という人には都心での暮らしがおすすめです。

会社から社宅手当が出る方は都心で部屋を探しやすいでしょう。

 

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まとめ

東京郊外のベッドタウンには、都心での生活にはない楽しみ方が出来ます。

また人気のベッドタウンは都心までの通勤時間が30分前後ですので、毎日の生活にもオンとオフをつけやすいというメリットがあります。

ただし「東京郊外のベッドタウン」という言葉だけに惑わされてしまうと、思い描いている暮らしと違うこともよくあります。

ですから東京郊外のベッドタウンを選ぶときには、「その場所にまずは足を運んでみる」ということが大事です。

また通勤時間帯の街や利用する電車の様子をチェックしておくことも大事なポイントですよ。

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