
「引越しすることは決まったけど、物件探しっていつからスタートさせるべき?」
「引越しをできるだけお得に済ませるならいつ引越したらいいの?」
そんな皆さんの疑問を解消するべく、引越しするのにおススメの時期や、引越しするのにかかる期間や流れ・お得に引越しするためのコツをわかりやすく解説します。
ここで紹介する情報を活用していただければ、一番お得な状態で引越しすることができるはず!
「どうしても引越し時期が繁忙期から外せない」という場合のヒントもお伝えするので参考にしてみてください。
1. 引越しするには11月がお得!
1月 | 閑散期(※冬休み期間は繁忙期) |
2月 | 閑散期 |
3月 | 繁忙期 |
4月 | 繁忙期 |
5月 | 増加傾向(※ゴールデンウィークに増加) |
6月 | 閑散期 |
7月 | 閑散期 |
8月 | 増加傾向(※下旬から人事異動などで増加) |
9月・10月 | 増加傾向(※人事異動などで増加) |
11月 | 閑散期←オススメ! |
12月 | 閑散期(※年末時期は増加傾向) |
各月ごとの引越し業者の繁忙事情について簡単にまとめてみました。
一番引越し費用が高くなる3月と4月は、閑散期と比較すると、値段が倍以上に上がることもあります。
次いで、引越し数が増えるのは、人事異動などで引越しが多くなる9・10月と、年末年始・ゴールデンウィークです。
安く引越しをするなら、上記の表で「閑散期」となっているところがねらい目です。
とくに、閑散期の中でも寒い冬は依頼が減少するのでおすすめです。
繁忙期は高いだけではなく、依頼数が多いため希望通りの引越しスケジュールをと考えるのであれば、かなり早いうちから予約しておく必要もあります。
業者によっては急な依頼に対応していない場合もあるので注意しましょう。
(参考:引越しの繁忙期カレンダー、SUUMO「賃貸契約に必要な初期費用の相場はどのくらい?」、引越し料金ナビ)
一番安く引っ越しするなら11月の平日を狙うべし!
引越し業者に余裕がある時期は、引越し費用も安く抑えられる時期です。
閑散期となる11月の平日なら、とくに安く引越しを実現できます。
閑散期には土日でも安く抑えられるケースもあるので、無理に平日にするよりは見積りを複数とって比較するのも良いでしょう。
11月の他には2月・6月・7月なども安く引越しできます。
2. 物件探しはいつからした方が良い?
物件探しをするにあたって、一般的な入居までの流れとどのくらいの期間必要になるのか知っておきましょう。
さかのぼって考えた場合、物件探しをいつ頃からスタートさせておくのが良いかも解説します。
一般的な物件探しから引越しまでの流れ
いつから物件を探すかを考える前に、まずはどのような流れで契約し引越しできるようになるのか知っておきましょう。
- 気に入った物件を見つける
- その物件を扱っている不動産屋に連絡し内見させてもらう
- 仮申し込みをする(手付金支払い)
- 入居審査
- 賃貸契約を結ぶ(初期費用支払い)
- 鍵を受け取り入居可能な状態になる
といった流れに沿って動いていきます。
いくつか気になる物件があれば、同じ不動産屋が扱うなら同じ日に内見することも可能です。
※もちろん内見したくない・できないのであればしなくても契約は可能です。
契約には書類に不備がなく、必要書類がしっかりそろっていれば時間のかかるものではないので、最短では2週間もあれば物件チェックから引っ越し可能な状態までもっていくことは可能です。
注意すべきは入居審査
入居審査ではオーナー審査と保証会社の審査が行われます。
保証人をたてて契約する場合には保証会社の審査はありませんが、オーナー審査は基本的にどの物件でも必須です。
どちらの審査にも2日ほどかかるケースがほとんどで、急いで契約したい場合も必須の期間となるので覚えておきましょう。
オーナー不在や保証会社が審査の厳しいところだと1週間ほどかかることもあります。
物件探しは1カ月半前からした方が良い
気に入った物件をみつけて内見したら思っていたのと少し違った…なんていうこともよくあること。
長く住むのであれば周辺の環境なども含めて納得できてから引っ越ししたい、と考えるのなら最低でも1か月半ほど前から物件探しを始めておきたいものです。
ただ、大家さんによってはあまり早いうちから物件を押さえてしまうと『収入にならないと困る』ということで、実際の入居日まで待たずに契約し、日割り家賃を求められるケースもあります。
あまり早すぎるチェックも考えものです。
また、裏ワザ的な情報ですが、長い間物件をチェックしていると、良い物件だなと思えるものが数か月空いていることもあります。
このような場合、売れ残っているということで、値下げ交渉(家賃というより敷金・礼金など)しやすいことがあるんです。
こういうこともありますので、物件チェックしておくのは早くからでも損はありません。
3. どうして引越し時期で費用に差がでるの? 3つの理由
引越し費用が時期によって違うのはどうしてなのか、その理由を調べました。
繁忙期、そして閑散期における引越し業者の事情を理解すればよりお得に引越しを実現できるのでチェックしてみてください。
①繁忙期は引っ越し依頼数が多く値下げ交渉も成立しづらい
引越し業者の繁忙期(3~4月、9~10月)は「黙っていても依頼が飛び込んでくる」状況です。
むしろ次々入ってくる依頼をこなすために必死に調整したり、人員を増加したりしている業者も少なくありません。
そのため、値下げ交渉をしようとしても成立する確率も低く、暗に断られてしまうこともあるので気を付けましょう。
作業に不慣れな新規採用のアルバイトが多い時期でもあるので、引越し作業の質を気にする場合には繁忙期の引越しはあまりおすすめできません。
②閑散期は予約が入りづらく価格交渉もしやすい
繁忙期となる3~4月、9~10月を外した時期であれば、大型連休などを外すと希望通りの引越しをしやすい時期となります。
閑散期であれば、訪問見積もり時に「他にも見積もりをしている業者があるので…」という姿勢を見せるだけで、かなり大幅な値引きがされることもあります。
③閑散期でも人件費はかかる=安くても引越しを請け負いたい時期
閑散期とは言え、人を雇わずに過ごせる時期ではありません。
裏を返せば依頼はできれば年間通して常に請けられる状態にしているわけですから、どうにかして依頼が欲しい時期もあるということ。
そのため閑散期は安くしてでも依頼を請けるということも少なくないのです。
筆者自身も、閑散期の1月末ごろに家族で引越しをして(2DKから3LDK、都内)、時間帯は夕方スタートになりましたが、大手業者に4万円を切る料金で引越しを請け負ってもらったことがあります。
かなり運がよかったと思える結果でしたが、実は今まで閑散期以外で引越しをしたことがなかったため、引越し費用に4万円以上払ったことはなかったりもします。
4. まとめ
損することなく引越しをするための情報をまとめてきました。
ポイントは押さえていただけましたか?
ここまでのポイントをおさらいしておきます。
- 引越しが一番安いのは11月の平日
- もっとも引越し費用が掛かるのは繁忙期の3,4月と9・10月
- 大型連休や年末もすこし割高になる
- 物件探しは最低でも引越し1か月半ほど前からのスタートが良い
これらの重要なポイントを押さえたうえで見積もり交渉など行うことで、よりお得に引越しすることが可能になります。
効率よくスムーズに引越しをするために、引越し業者選びや、引越し前後の手続きについてもあわせて確認しておくのもおすすめです。
希望通りの引越しを実現しましょう。