自分の子どもを少しでも教育環境の整った小学校に通わせたい、というのは親なら誰もが思うことですね。

そこで、住まいの地域内の指定校ではない公立小学校へ越境入学させよう、と考える方も多いことでしょう。

同じ区内でも、学校によって教育方針や学習環境は異なります。

ですから、少しでも自分の子どもに合った学校に通わせてあげたいですよね。

今回は23区のうち、台東区の小中学校への越境入学についてまとめていきたいと思います。

1. 台東区の小学校に越境入学する方法

台東区の教育委員会のホームページを見ると、越境入学に関しては個別に相談と記載されています。

その代わりに、区内において指定された小学校以外の小学校に入学する場合の条件が書かれています。

その中から、越境入学する際にも適用されそうな条件を挙げていきたいと思います。

  1. 保護者の勤労先が学区内に変更
  2. 保護者の実家が学区内にある

保護者の勤務先や実家が台東区内にあると、越境入学が認可される可能性が高いといえます。

反対に、台東区とまったく関係をもたない場合は、越境入学は難しいかもしれません。

その他、疾病等による理由で認可される場合もあるようです。

2. 台東区の中学校選択制度

台東区では、平成15年度から区立中学校を自由に選べる学校選択制度を実施しています。

生徒それぞれが個性を発揮できる「魅力ある学校」をつくることを目的として掲げています。

現代社会では、ひとりひとりが個性を出すことが求められているので、台東区の取り組みは先駆的なものと言えますね。

それでは、実際に台東区の学校選択制度の概要を見ていきましょう。

①対象者

基準日(中学校に新入学する前年の10月1日)から中学校入学までに台東区に住んでいる小学校6年生とその保護者となっています。

②選択できる学校

区立中学校全7校の中から1校のみです。

複数の中学校を選択することはできません。

③入学可能者数の設定

入学可能者数は、学校施設の状況、過去の入学者数、今後の生徒数の見込み等を考慮して、学校ごとに設定されます。

具体的な基準は発表されていないので、各中学校のさじ加減といったところでしょうか。

④抽選について

11月中旬の最終選択状況で、選択者が入学可能者数を上回っている学校では抽選が実施されます。

選択者が入学者数を超えるケースはそこまで見られませんが、場合によっては抽選が行われるということも加味しておく必要がありますね。

3. 台東区で有名な小学校

先駆的な取り組みをしている台東区の中でも、特に有名な小学校について一覧をまとめてみました。

1校ずつ確認していきましょう。

*( )内は学校の所在地です。

3-1. 黒門小学校 (上野1丁目16番20号)

黒門小学校では、生徒の主体性・自立性を育むために、アクティブ・ラーニングが実施されています。

これは、教師から生徒への一方方向の授業にせず、生徒自身が考える機会を持つように授業を進めるものです。

さらに道徳の授業を通して、生徒同士が議論する場も設けられています。

人間社会では、自分と同意見ではない人と接する機会があるので、その際に自身の意見をしっかり述べられるよう訓練が行われているのです。

3-2. 大正小学校 (入谷2丁目23番8号)

大正小学校では、通っている生徒を「大正っ子」と呼んでいます。

生徒の自由で活発な行動が尊重され、自立して行動できる人間になれるよう教育カリキュラムが組まれており、自ら学習に取り組めるよう、学び方を生徒に教える機会も多く設けられています。

これに加えて、大正小学校では学外活動にも力を入れています。

職場体験や福祉施設の見学、幼稚園との交流、異文化体験など、机上では学べないことを心身を通じて学ぶ機会が提供されています。

3-3. 浅草小学校 (花川戸1丁目14番15号)

浅草小学校では、浅草地域の歴史・文化に深く根差した人物の育成を目標にしています。

身近に、「浅草」という東京下町を代表するシンボルがあることから、年中行事など地域の行事に積極的に参加し、自分たちが文化の担い手であることを意識させるイベントが組まれています。

また、浅草の文化・歴史を深く知るために、地域の教材化、人材活用が積極的に行われています。

浅草小学校は、開校から145周年を迎えており、小学校の歴史を学ぶ機会も多く設けられています。

自由な校風を持ちつつ、地域社会のこともしっかり考えるという学校側の教育姿勢がうかがえますね。

根岸小学校 (根岸3丁目9番8号)

根岸小学校では、習熟度別にクラスを細かく分けるなど科目指導に力が入れられています。

「根岸小学校に入学すれば、しっかり勉学に励める」と言われるぐらい、熱のこもった指導が行われることで有名となっています。

中学受験をする生徒も多く、中には御三家と呼ばれるような有名私立中学校へ進学する生徒もみられるようです。

ですから、中学受験を検討している方には、うってつけの小学校と言えます。

さらに勉強一辺倒にならないよう、運動会や音楽会などの学校行事にも力を入れています。

親御さんからは、見ている側も楽しめると評判で、何事にも全力で取り組ませる校風であることがうかがえます。

4. 台東区の小学校一覧

台東区には、上記で説明した4校の他にもたくさんの小学校があります。

台東区にある小学校をすべてまとめてみました。

  • 上野小学校  (東上野6丁目16番8号)
  • 平成小学校  (台東4丁目21番15号)
  • 東泉小学校  (三ノ輪1丁目23番9号)
  • 忍岡小学校  (池之端2丁目1番22号)
  • 谷中小学校  (谷中2丁目9番16号)
  • 金曽木小学校 (根岸4丁目16番22号)
  • 台頭育英小学校 (浅草橋2丁目26番8)
  • 蔵前小学校  (浅草橋5丁目1番35号)
  • 東浅草小学校 (東浅草2丁目27番19号)
  • 富士小学校  (浅草4丁目48番9号)
  • 松葉小学校  (松が谷1丁目13番16号)
  • 千束小学校  (浅草4丁目24番11号)
  • 石浜小学校  (清川1丁目14番21号)
  • 田原小学校  (雷門1丁目5番14号)
  • 金竜小学校  (千束1丁目9番9号)

台東区の小学校で共通しているのは、どの小学校も「生徒の自立性を重んじる」点です。

今までは、教師が生徒を矯正して管理するという教育が主体でしたが、時代の流れに沿って、徐々に求められる力も変わってきたため、教育方針を転換したものと考えられます。

各小学校、東京の下町にあるということで、地域との交流が自然なかたちで行われており、文化継承がしっかり行われている印象を受けます。

台東区は東京23区の中では、比較的家賃相場も安く住みやすい地域ということもあり、家族世帯が多く集まっています。

それに伴って、小学校教育に対するまなざしも熱いのです。

台東区の小学校の口コミサイトを見ると、保護者の方々が非常に教育熱心であることがうかがえます。

東京都内には私立小学校も多いので、必然的に公立小学校の教育レベルが上がらざるを得ないのかもしれませんね。

5. まとめ

いかがでしたでしょうか。

台東区では、小中学校の学校選択制度が設けられており、公共教育でありながら自由な選択を行うことができます。

特色がはっきり出ている小学校も多く、目的に合った学校を選ぶことができますね。

台東区に引越しされた際は、この学校選択制度を上手く活用して、子供に合った学校を探してみましょう。

 

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