これから台東区にて物件を探そうと思っている人にとっては、「治安は良いのだろうか?」「住みやすいのだろうか」というのは気になるところですよね。
今回こちらの記事では、台東区の治安情報から、住みやすいエリアについてもご紹介します。
物件を探している人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
1. 台東区の治安情報
台東区は、繁華街が多いうえに高齢者が多く住んでいるということから、治安が悪いと思っている人も多いのではないでしょうか。
しかし治安が悪かったり、犯罪件数が多いところというのは、ごく一部になります。
意外と閑静な住宅街も多く、そのあたりには住みやすいです。
1-1. 犯罪件数
犯罪件数はかなり多く、1年で4500件ほどの犯罪が起こっています。
人口は少ないですが、観光スポットもとても多く、人がたくさん集まる街であることも大きく影響しているのでしょう。
1-2. 犯罪発生率
犯罪発生率も2.27%ということで、これはかなり多い数字になりますね。
1-3. 外国人居住数
外国人移住数も多い傾向にあります。
台東区だけで13000~14000人ほど居住しているため、東京都内のなかでも多い方にあたりますね。
2. 台東区の治安が良い街TOP3
1位 田原町
1位は田原町です。
こちらは浅草駅からは一駅しか離れていませんが、観光客はほとんどいません。
住宅地がメインのエリアになるため、とても静かで過ごしやすい町となっています。
買い物も、上野や浅草に徒歩で行くことができるので困ることはありません。
さらに通勤のときにも、交通の便が良いためとても便利です。
さらにおすすめポイントとしては、家賃相場が安めであることです。
浅草が近くにあるわりには安いため、穴場スポットといえそうですね。
2位 入谷
入谷は繁華街に挟まれているということで、治安が良くないのではないだろうかと思っている人も多いかもしれません。
しかし、入谷の近くにある下谷や根岸あたりは治安もよく、安全な地域となっています。
周辺には商店街もありますし、スーパーもたくさんあるため日常の生活には困りません。
上野駅も近くにあるため、休日に遊びに行くのにも良いですね。
ちなみにこの区域は、家賃相場が台東区の中でも最低レベルです。
とにかく安い物件を探している、という方などには特におすすめですね。
3位 蔵前
蔵前は、隅田川沿いにあります。
交通の便がよく都営浅草線と都営大江戸線を使うことができます。
近年再開発が行われ、おしゃれなカフェなども多くあります。
またオフィス街でもあるため、比較的治安は良いですね。
一方スーパーが少ないという点もありますが、徒歩で浅草にも行けるため買い物には困らないでしょう。
さらに、家賃相場が言うほど高くないのも特徴です。
また物件も様々あるため、探しやすいのではないでしょうか。
3. 台東区で治安の悪い街
台東区に、治安が悪いというイメージを持つ方も多いと思います。
下町ですし、さらに高齢者が多く住んでいることなどからそのように言われます。
しかしそれは、台東区の中でもほんの一部の話です。
例えば上野や浅草周辺にある繁華街エリア、さらに吉原などに行くと、風俗店や居酒屋もたくさんあるうえに、やくざの事務所まであります。
そのためトラブルも起きやすいといえますね。
しかしそのような台東区の中でも、住宅街は静かで治安が良い街が多いのが特徴です。
しかし、住宅街といってもくれぐれも油断は禁物です。
特に住宅地が繁華街から近い場合には、夜の一人歩きなどには十分注意してください。
4. 台東区の住みやすさ情報
台東区は、一部治安の悪い地域を除けば、基本的に住みやすいところになります。
やはり観光地ということで、繁華街あたりは人が溢れかえっていてなかなか落ち着けませんが、少し中心部の駅から離れると、閑静な住宅街もあります。
4-1. 人口、住民層
人口は19万人ほどになります。
これは、東京都内でもかなり少ない数字になりますね。
住民層としては、やはりイメージどおりであり、お年寄りが多い街になります。
若い人は割合としては少ないですね。
4-2. 家賃、物価相場
家賃相場は結構高い方です。
1DKであっても10万円は超えています。
下町のイメージにしては、だいたい新宿区と同じくらいの家賃相場になるのが特徴です。
4-3. 交通アクセス
台東区は交通の便も良いです。
埼京線で上野、赤羽など大きな駅には出ることが可能で、千代田線も利用できることから交通の便もよく過ごしやすい街と言われています。
4-4. 買い物(スーパー)、ショッピング
昔ながらの商店街など、にぎわいをみせており、買い物する場所は多いと言えます。
しかし一方で、地域によってはスーパーなどが近くにないこともあります。
4-5. 子育て環境
台東区の子育て環境とは、どのようになっているのでしょうか。
ちなみに重要な指標である「待機児童数」は、台東区では100~200人となっています。
これは比較的少なめな数字であり、東京都内のランキングでいうと、23区中ワースト12位となっています。
ちなみに妊婦健診公費負担は14回まで、そして子供医療費助成は中学3年生までです。
さらに、認可外保育園補助は、1ヶ月のうち最大で2万円となっています。
4-6. 教育環境
区内には区立小学校19箇所と、区立中学校は7箇所あります。
中学校に関しては、平成15年度より中学校選択制度をとっています。
そのため、生徒それぞれの個性を活かすために、興味や関心に沿った学校を希望することができるようになっています。
5. 台東区の住みやすさランキングTOP3
5-1. 上野
・上野が人気の理由
上野は、美術館や観光スポットなどが豊富にあり、大型の商業施設が集中しているため買い物には困りません。
1年を通して、観光客がとても多いエリアになりますね。
しかしここ数年でマンションが急増したため、上野に住む人も急激に増えました。
人気のあるエリアとなっています。
・上野の治安や住みやすさに関する口コミ
交通の便が良く、周りにいろんな地域もあるため、徒歩圏内でさまざまな場所に散歩がてら行くことができるといった口コミが多く見受けられます。
5-2. 浅草
・浅草が人気の理由
飲食店やお店がとても多く、いつも活気にあふれている街というイメージがありますね。
さらに上野や錦糸街などに、自転車で20分ほどで行くことができるのも便利です。
・浅草の治安や住みやすさに関する口コミ
お店が豊富にあるので、とくに飲食店には困らないのが嬉しいという口コミがありました。
さらに治安が良くないのではないかというイメージが先行しがちですが、実際に住んでみると気にならないという口コミも見受けられます。
5-3. 入谷
・入谷が人気の理由
入谷は台東区のなかでも、古い町並みが残っていて、比較的落ち着いた雰囲気のあるエリアとなっています。
東京都内のなかでも静かに過ごしたい人にとっては特におすすめですね。
・入谷の治安や住みやすさに関する口コミ
お店が少ないというのは気になりますが、とても静かで過ごしやすいという口コミがありました。
台東区の中でも落ち着いている部類に入ります。
6. 台東区で住みにくいエリア
台東区で住みにくいエリアとなると、一部の繁華街あたりなどはやはり治安も悪くなるとで、あまりおすすめできません。
7. 台東区の人気エリアまとめ
以上が、台東区での治安と住みやすさのまとめでした。
治安が悪いイメージが先行していますが、それは一部の地域だけであることがわかりましたね。
住みやすいエリアとしては、田原、入谷、蔵前などが挙げられます。
家賃相場や交通の便なども考えながら、最適な物件が見つかるとよいですね!