幼稚園、保育園から小学校へ入学する時期に気になるのが、「自分の子どもが通う学校はどのような学校なのか」「校風は良いか」「学級崩壊があったり荒れていないか」、さらに受験を考えているお子さんでしたら「勉強面に力を入れているか」など、学校のあらゆる部分が気になりますね。

指定された学校よりも、少しでも評判の良い学校へ通わせたいと思うのが親心です。

では、地区のモデル校になっていたり、学校の部活動や特色のある授業をしている学校などに、越境して通わせるにはどのようにしたらよいのでしょうか。

杉並区の小学校は、全部で42校あります。

区立の小学校でも受験を意識する学校があったり、通称『区立の学習院』などと呼ばれる学校があったりと、地域によっては勉強面に力を入れている学校もあります。

そこで、越境入学するにはどのような手順でできるのかを調べました。

1. 杉並区の小学校に越境入学する方法

他の区から杉並区の小学校に越境入学する方法の一番は、ずばり住民票を移すことです。

公立の小学校では、毎日通うことなので、小学生の子どもが交通機関を使わずに通える範囲での通学を基本としています。

しかし、1年以内に引越しの予定がある場合は、その限りではありません。

実際に引越すことが決まっていることが証明された、と教育委員会と学校が認めれば、越境して通うことができます。

実際に親に事情があり、家庭の事情や学校生活において、いじめや何かしらの事情があった場合に転校が認めれるケースもあります。

越境通学は、学校への直接連絡と区役所、教育委員会と手続きや連絡をして、越境したい理由が認められると、晴れて実現となります。

その際、学校が自宅により近いというだけの理由だと、認められない可能性があります。

杉並区に在住していれば希望校の選択も可能なので、区内在住していることが一番の近道と言えます。

2. 杉並区の学校選択制度

これは、開かれた学校づくり、それぞれの学校の特色や良い学校作りのために行われていた、区内の学校選択制度です。

小学校に進学するタイミングで、杉並区内の小学校や中学校を自由に選択することができました。

しかし、平成27年度を最後に自由選択制度は終了しています。

学校を選択する理由が、授業や学校の特色よりも、自宅から指定校への距離よりも希望校の方が近いという理由や、子どもの友人関係など、私的理由が多かったためです。

さらに、人気校のみに希望者が集中していまい、教室の不足、あの学校は評判が悪いなど、風評被害により生徒の数が減ってしまった学校がある、などの理由があります。

現在では、住んでいる場所へ指定校が決まっていていますが、理由を申し立てすると越境できるようになります。

学校の特色ある教育活動に参加を志願する場合、たとえば希望する小学校が区のモデル校であるなど、充実した教育を行っている場合、より学力面が期待できますね。

そのような理由で学校を選択する場合は、自分の指定校に隣接する学校であれば申請可能です。

各校10名までの受け入れ制限付きで入学可能です。

ただし、学校への通学時間が40分以内であることが条件です。

3. 杉並区で有名な小学校

3-1. 浜田山小学校

杉並区で評判の小学校として一番にあげられるのが、浜田山小学校です。

地域からも評判が良く、公立小学校の中では進学校として、多くの生徒が集まる学校です。

生徒数も800名を超えており、大規模な小学校となっています。

勉強面に力を入れている保護者も多く、口コミでは『杉並区の学習院』と呼ばれていた時期もあったようです。

実際に、浜田山小学校から都立高校のトップクラスを争う都立西高校へ進学する生徒も排出していて、公立の進学校として評判が高いようです。

また全国学力学習状況調査では、浜田山小学校は全国小学校の正解回答率が平均よりも10パーセント前後上回っており、学力が平均的に高いことを実証しています。

3-2. 荻窪小学校

小学校は8年前に改修工事をしており、比較的新しい校舎で学べる環境と、荻窪駅から少し離れた住宅地にあり周辺は比較的裕福な家庭もあることで、家庭における学習に対する意識が高い学校です。

私立中学を目指す子どもがいたり、高学年になると塾に通う子どももいるので、勉強する雰囲気ができており、子どもが勉強するには良い環境です。

平成27年度には東京都の道徳教育推進校になっており、授業での道徳の授業の改善や、子どもたちのいじめ防止プロジェクトや心のアンケートなど、人としての尊重をし、子どものケアも積極的に取り入れています。

3-3. 馬橋小学校

親の代から馬橋小学校に通うという子どももいて、地元密着の小学校という感じで、アットホームな環境で比較的穏やかな生徒が多いことで評判の良い学校です。

一般的には、公立小学校から中学受験を目指すと浮いてしまうこともありますが、この学校では中学受験を目指す子どもも多く、受け入れる風潮があります。

学力面だけでなく、生徒の体力面の向上も目指し、体づくり、体育授業での工夫を行っています。

4. 杉並区の主な小学校一覧

・松ノ木小学校

全校生徒が226名と小規模な小学校ですが、その代わりに先生が1人1人をきちんと見てくれるメリットがあります。

学校の近くには善福寺川や多くの植物、和田堀公園、松ノ木遺跡と、自然も多く、学校の周りに様々な学ぶ環境があります。

・杉並第十小学校

教育の特色により、越境入学したいという児童が区内で一番多い学校です。

校舎は蚕糸の森公園内にあり、学校には校門がなく、どこからでも入れるようになっています。

各教室は、オープンスペースと開放感あふれる造りになっています。

蚕糸の森研究所を併設し、授業の一つに自然の研究を行い、理科の実験などに力を入れたサイエンス校として特色ある教育を行っています。

実験、研究を通じて主体的に問題解決できる子どもを育てています。

・桃井第四小学校

井草八幡宮のそばにある小学校で、地域との連携を図り、平成17年度よりコミュニティースクール運営学校として指定校となっています。

地域交流が盛んで、5月5日にはこいのぼりを飾り、7月7日には廊下に七夕ロードを作るといった行事も開かれています。

9月には校庭の真ん中にやぐらを作り、ももしまつりを開催し、近隣の方や卒業生も集まり、地域とのつながりを大切にしている学校です。

・三谷小学校

杉並区のアクティブライフ研究実践校であり、健康教育について、体育、食育、生活面の3点の強化を図っています。

身体を資本とし、家族ぐるみ、自信をもって行動できる子どもの育成、早稲田大学ラグビー部、農芸高校などと協力した授業や、乗馬教室、料理教室など、健康づくりに取り組める活動を行っています。

・高井戸第四小学校

高井戸第四小学校の特色ある教育として、体験学習、岩手県江刺地区からの出張授業があります。

そのため、田植えの体験、納豆や豆腐作りをします。

体感を鍛えるために毎朝のびのび体操を行い、ゲストティーチャーによるスポーツ教室も開催されています。

読書にも力を入れ、朝に言葉の時間を取り、俳句の音読などを取り入れています。

5. まとめ

以上、杉並区の小学校をご紹介しました。

港区や千代田区などに次いで、勉強に力を入れている家庭が多いエリアです。

以前は近隣の区や東京西エリアから越境や転校する家庭もあり、公立の中でも優秀な児童が集まっていたようです。

ただし、杉並区内でも学校によっては、様々な取り組みや評判が良いからと言う理由で、1つの学校に生徒が集中し大規模校になってしまい、先生の目が行き届かなくなり、期待していた環境とは違う結果となってしまうこともあります。

最終的には自分で調べて学校に足を運んでみる、もし知っているママ友やパパ友がいれば今の情報を掴んでおくと、より効果的といえます。

親としては、子どもがより良い成長をしていける学校を選んであげたいですね。

越境通学を望むなら、行きたい学校の校長や副校長、区役所の担当者に事情説明をできるようにしておきましょう。

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