杉並区は東京23区の西部に位置し、区全体がなだらかな高台になっているのが特徴です。

もともと閑静な住宅街として発達した地域で、1923年の関東大震災後に、都内の東部から多くの人が転入したことで人口が増加しました。

現代では閑静な住宅街を残しつつ、高円寺商店街のような活気のある地域も存在する、多様性のある区となっています。

1. 杉並区の治安情報

住まい選びをする際には、どうしても住環境のことが気になりますね。

皆さんが住まい探しをする上で、検討すると思われる項目についてご紹介します。

1-1. 犯罪件数

2016年における杉並区の犯罪件数は、警視庁の発表によると4,079件で、東京23区の中では13番目の多さでした。

犯罪の中で最も多かったのが窃盗・万引きの類で、中でも自転車の盗難が1,633件と、犯罪件数全体の約4割を占めています。

1-2. 犯罪発生率

犯罪発生率は、1年間の犯罪件数を人口で割って計算します。

2016年度における杉並区の犯罪発生率は0.74%で、東京23区全体では高い方から22番目であり、総体的に安全な地域であることがわかります。

1-3. 外国人居住数

総務省が発表している全国市町村別の外国人人口によると、2016年時点の杉並区の外国人人口は8,203人で、東京23区全体では多い方から数えて14番目になります。

外国人人口を区内全人口で割った外国人人口率は2.3%で、東京23区全体で21番目の多さになります。

2. 杉並区の治安が良い街トップ3

杉並区区で犯罪が少なく治安が良い街トップ3は、成田西、本天沼、宮前になります。

成田西は五日市街道を中心にして広がる住宅街、本天沼はJR中央線と西武新宿線に挟まれた静かな住宅街、そして宮前は武蔵野市に隣接している地域です。

3. 杉並区で治安の悪い街

杉並区で犯罪が多いのは、上荻と西荻南のトップ2になります。

JRの荻窪駅、西荻窪駅に隣接する地域で、自転車などの窃盗が多いことが一因と考えられます。

4. 杉並区の住みやすさ情報

住まい探しの際には、家賃や商品の物価といった経済的な情報に加え、利便性を考慮する上で必要な公共交通のアクセスや近隣のスーパー、商店街の有無も大事になってきますね。

また、子育て世代の方々には、近隣の保育園、幼稚園や公立小学校・中学校に関する情報は、子供の将来を考える上でも必須です。

ここでは、杉並区の住まい選びに関する情報を詳しくご紹介したいと思います。

4-1. 人口、住民層

杉並区の人口は、2016年時点で約558,000人です。
年代別に見ると、30代が最も多く、40代、20代がそれに続きます。

4-2. 家賃、物価相場

杉並区の家賃相場は、1DKで約9,4000円となっています。

JR中央線沿線の荻窪ではIDKの家賃相場が100,000円以上、高円寺でも97,000円となっています。

一方、西武新宿線沿線の下井草や井荻では、IDKの家賃相場が70,000円代となっています。

4-3. 交通アクセス

杉並区内には、JR中央線、京王井の頭線線、京王線、西武新宿線、そして東京メトロ丸ノ内線と多くの鉄道が通っています。

また、渋谷駅から発車する京王バスや、上石神井駅から発車する西武バスなどが区内を走っています。

4-4. 買い物(スーパー)、ショッピング

ショッピングモールとしては、荻窪駅前のルミネ、スーパーでは西荻窪駅前にある24時間オープンの西友があります。

また高円寺駅や阿佐ヶ谷駅、そして西荻窪駅周辺には商店街が広がっており、日用品を簡単に揃えることができます。

4-5. 子育て環境

妊娠・出産・子供の医療費の助成、保育園・幼稚園・小学校など、子育てに関する情報は、杉並区硬式ホームページをご参考ください。
http://www.city.suginami.tokyo.jp/kosodate/index.html

杉並区の住民は、区から「子育て応援券」や、精密検査が必要とされた場合に指定委託医療機関で受診できる「妊婦精密健診受診票」、子育て家庭を対象とした「認証保育所・グループ保育室等の入所者への保育料の一部助成」といった支援を受けることができます。

4-6. 教育環境

杉並区内に小学校は41校、そして中学校は23校あります。

私立小学校は立教女学院と光塩女子学院の2校、私立中学校は立教女学院、光塩女子学院、国学院久我山中学などの9校があります。

また杉並区には公立の幼稚園がなく、幼稚園は全て私立となっており、区内に39あります。

5. 杉並区の住みやすさランキングトップ3

5-1. 高円寺

・高円寺が人気の理由

・交通アクセスの良さ: 高円寺はJR中央線で新宿駅や東京駅まで1本で行けるのが魅力です。

また、JR高円寺駅を背にして10分弱で丸ノ内線の新高円寺駅にも行くことができるため、赤坂周辺や霞が関で働く人たちにとっても便利です。

・街歩きが楽しい: 駅の周辺には商店街が3つもあり、日常生活に必要なものはここで揃えることができます。

また、古着屋やアンティークショップなどのサブカルチャー系の店も充実しているため、ぶらぶら散歩を楽しみたい人には最適な地域と言えます。

・高円寺の治安や住みやすさに関する口コミ

「暴力団っぽい人や呼び込みはほとんど見ないが、駅の北口周辺は居酒屋やキャバクラが何店舗かあるので週末は遅くまでうるさいです。」

「学生や社会人そして外国人など様々な人たちが住んでいて、独特の雰囲気というか活気があります。安くておいしい店がたくさんあるので、食べ歩きも楽しいです。」

5-2. 西荻窪

・西荻窪が人気の理由

・交通アクセスの良さ: JR中央線が通っており、平日であれば快速を利用することもできます。

また吉祥寺まで1駅なので、吉祥寺のマルイやアトレで買い物をする場合も、すぐに行けるので便利です。

・買い物が便利: 駅前に24時間オープンの西友があるだけでなく、駅前の商店街も充実しているので、食品や日用品の買物には困りません。

また、毎月第3日曜日には西荻窪駅南口の神明通りで「西荻のあさ市」が開催され、地方からの産直品をお手頃価格で購入することができます。

・西荻窪の治安や住みやすさに関する口コミ

「西荻窪駅周辺は宗教関係の施設も多く、問題にはなっていませんが、勧誘などには気を付けておく方がいいと思います。」

「美味しいお店が多く、子供の学校も近い。 個人商店(八百屋や魚屋など)も充実しているし、スーパーも遅くまで開いていて暮らしやすい。」

5-3. 永福町

・永福町が人気の理由

・通いやすい・買い物しやすい: 京王井の頭線で渋谷まで10分ほど、少し頑張って下高井戸駅まで歩けば京王線や東急世田谷線も利用できるので、渋谷や新宿そして三軒茶屋などで遊びたい人には大変便利です。

また、駅ビルには飲食店やドラッグストアなど多数の店舗が入っている他、駅前にはコンビニがあるので買い物にも不自由しません。

・子育てしやすい環境: 駅前には商店街が広がっており、週末になるとにぎわいます。

また、子育て世代が多く住んでいる地域でもあり、騒がしすぎず静かすぎず、丁度いい環境です。

・永福町の治安や住みやすさに関する口コミ

「住宅街ですが道路が明るいので、子連れで歩いていても安心です。『監視カメラがついています』という看板がところどころあるので、その点でも安心できます。」

「スーパーの食料品などの物価は、東京水準でもどちらかといえば若干高めという感じがした。ただ、不当にぼったくられているというほどではなく、それ以外の住環境については満足している。」

6. 杉並区で住みにくいエリア

善福寺: 長者番付データにも挙がるような閑静な住宅街ですが、交通のアクセスが良くありません。

吉祥寺駅、西荻窪駅など最寄りの駅に行くには、バスまたは自転車が必要になります。

また、道路も曲がりくねったところが多いので、土地勘をつかむまでに時間がかかるでしょう。

少なくとも、子育てには向いていないと言えます。

7. 杉並区の人気エリアまとめ

7-1.子育て世代には杉並区の永福町がおすすめ

・交通アクセスが良く駅前の店も充実しているうえ、道路が明るく子供と歩きやすい環境が整っています。

7-2.1人暮らしの女性には杉並区の西荻窪がおすすめ

・駅前に24時間オープンのスーパーもあるため、仕事で遅くなりがちな人には大変便利です。

・駅前が充実しているとともに、新宿へも吉祥寺へもアクセスが良いので、オフを充実させたい人には向いていると思います。

おすすめの記事