新宿区小学校

新宿区といえば、東京都庁や防衛省などの官公庁、多くの企業本社が入る高層タワー群、大学などの学術機関を構えるほか、日本最大の繁華街や商業地でもあり、東京だけでなく日本の中枢機能を担う最先端の大都市です。

「そんな大都会での子育はどうなんだろう?向いてない?」と思う方もいると思います。

しかし実は、新宿区は幼少期からの子育て支援制度も充実しているところなのです。

意外なことに、閑静な住宅街や緑豊かな公園にも恵まれ、子育て世帯には穴場と思える場所も多いのです。

今回は、新宿区で子育てをする際にあらかじめ知っておきたい「学校選択制度」と、同区内での中学校の特徴をいくつか紹介していきます。

 1. 新宿区の「学校選択制度」の概要

「学校選択制度」は、平成9年に文部科学省により全国の市町村で導入された制度です。

東京では、平成24年に23区のうち実施している区は小学校で15区、中学校では19区にまで増加しました。

新宿区のホームページによると、「子どもたちの個性を伸ばす、魅力ある教育活動の実現と開かれた学校づくりの促進を目指して、中学校について学校選択制度を導入」していると説明されています。

しかし近年では、子どもの通学時の安全や未就学児の減少傾向、1区内での人口の偏り、地域コミュニティーの希薄化など、懸念される点が多く挙げられ、学校選択制度自体を見直す自治体が増えてきました。

新宿区もこの流れを受け、区立小学校については、平成30年度以降の学校選択制度の「廃止」を決定しました。

そのため今回は、制度が今後も継続する区立中学校に絞って紹介していきます。

では、新宿区がホームページで公表している学校選択制度の概要を基に確認していきます。

なお新宿区が実施している学校選択制度は、区内のすべての中学校において、希望校の選択を認める「自由選択制」というタイプに分類されます。

2. 中学校入学までの流れ

新宿のホームページで公開されている平成30年度入学者向けの「学校選択制度の受付について」を参照して、平成30年度に行われた流れを例として確認していきます。

小学生のお子さんがいるご家庭で、越境入学を視野に入れている場合は、入学予定年度の情報を正しく把握しておきましょう。

2-1. 指定期間内に、2回にわたって学校説明会・見学会が実施される

原則として授業時間内で予約は不要で、中学校新1年生の他、誰でも見学可能。

公式な見学会の日程以外でも随時受付可能で、希望する場合は各学校への問い合わせが必要。

2-2. 平成29年9月末までに各小学校から「学校選択票」と「学校案内冊子」が配布される

平成29年9月末までに郵送。

通学区域外の小学校への入学を希望する場合、期限内に希望票の提出が必要。

通学区域の小学校(指定校)に入学を希望する場合、提出は不要。

2-3. 「学校選択票」提出期間

平成29年10月2日(月)〜 10月31日(火)。

最終日は午後5時15分までなので、「必着・厳守」に注意!

2-4. 新宿区のホームページで応募状況が公開される

受付期間終了後。

2-5. 抽選基準を上回る希望があった学校を対象に、抽選を実施

平成29年11月13日(月)午前9時。

2-6. 抽選の結果が文書で発送される

平成29年11月17日(金)。

「当選」だった場合は希望校への入学が決定し、あとは入学通知書を待つのみ。

この時点で「はずれ」だった場合、補欠登録をして繰り上げ当選を狙うか、越境はせずに通学指定校に入学するかを選択。

2-7. 補欠登録者の繰上げ選考

平成30年2月16日(金)。

希望校への入学予定者の中から、国立もしくは私立中学に進学する人数を踏まえた上で、一斉に繰上げを実施。

ここで繰上げにならなかった場合は、通学区域内の指定校への入学となる。

2-8. 順次、補欠登録者全員に郵便で通知発送

平成30年2月19日(月)。

以上が新宿区のホームページで公表されている、過去に実施された「学校選択制度」による入学までのスケジュールです。

これらを踏まえ、「学校選択制度」を利用して越境入学を希望する場合、次の2点に注意しましょう。

(1)「学校選択票」の提出期限を守る

お子さんの越境入学を視野に入れていても、期限内に「学校選択票」の提出ができなければ何も始まりません。

入学の前年度には、新宿区のホームページをこまめにチェックし、諸手続きの期限を守りましょう。

また入学前年度に新宿区に転入される場合は、「学校選択票」が送付される期間までに住民票登録を済ませておくのが望ましいです。

(2) 前年度の入学データで、希望校の受け入れ可能人数と志願者数を確認する

近年の新宿区立小学校は、全体的には定員に対して「空いている」印象を受けます。

そのため、越境を希望する学校にも比較的スムーズに入学が決まるケースがほとんどのようです。

とはいうものの、年度によっては通学区域内の子どもだけで人数がいっぱいになってしまい、越境入学の受け入れが困難である学校もあります。

新宿区が発表している過去の入学データを参照に、あらかじめ希望校への越境の難易度について予想を立てておきましょう。

3. 新宿区で人気の中学校

次は、新宿区で人気の小学校を紹介します。

過去の学校選択申し込み結果を見てみると、以下の2校が希望者多数の人気校のため、数年にわたり抽選実施の対象となっています。

今後もこの傾向は続く可能性があるので、お子さんの越境入学を視野に入れている場合は、注視していきましょう。

3-1. 西早稲田中学校(新宿区戸山3丁目)

平成17年に、戸塚第一中学校と戸山中学校が統合して開校されました。

近隣には、早稲田大学や学習院大学を中心とした学術機関がひしめいています。

また戸山公園や新宿コズミックスポーツセンターなど、都心でありながら豊かな自然に触れ合え、体を動かす場所にも恵まれています。

新宿区が定める「地域協働校」の指定を受けており、職業体験など地域の住民と連携したキャリア教育に高い評価を得ています。

3-2. 新宿西戸山中学校(新宿区百人町4丁目)

平成23年に、西戸山中学校と西戸山第二中学校が統合して開校されました。

2校の伝統と校風を引き継いで文武両道を掲げ、特に陸上部は高い実績を挙げています。

また図書委員主催のビブリオバトルや三味線体験など、楽しみながら教養を培うイベントも、生徒主体で行われています。

開校して間もないので、設備も新しく綺麗で、学習環境として人気を高めています。

今後の活動実績の伸びしろにも期待されている学校です。

4. 区立中学校の生徒集めに悩む新宿区

次は、東京都教育委員会が発表している「公立学校卒業者(平成28年度)の進路状況調査編を見ていきます。

新宿区の調査対象校の卒業者1,313人のうち、計420人(約32%)が国立または私立の中学校に進学予定となっています。

また、新宿区から都内の公立中学校に進学予定の893人の内訳は、区内の中学校に進学するのは811人、その他は区域外の学校や都立中学校となっています。

東京都への人口集中が問題視されているとはいえど、新宿区の若年層の人口率の割合は減少しています

また中学受験競争への過熱化も重なって、新宿区の区立中学校は生徒数の減少に頭を抱えています。

上で触れた人気の2校は地理的にも近いのですが、共通点として「近隣に有名大学・学術機関がある」「学校として歴史が新しい」などが挙げられます。

「中学受験するほどではないが、進学へのモチベーションは高く保てる環境であってほしい」「前例や古い形式に捉われることなく、生徒自身で学校の歴史を切り拓いてほしい」という保護者が多いとも考えられます。

私立中学ほど濃い独自性でなくても、従来の区立中学校とは違う革新性も期待されているのかもしれません。

5. 新宿区の区立中学校一覧

  • 牛込第一中学校
  • 牛込第二中学校
  • 牛込第三中学校
  • 四谷中学校
  • 西早稲田中学校
  • 落合中学校
  • 落合第二中学校
  • 西新宿中学校
  • 新宿中学校
  • 新宿西戸山中学校
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