共働き世帯にとって子供の放課後の居場所を確保することは、安心して働く環境を作ることにもつながります。
そこで多くの共働き世帯が利用しているのが「学童保育」です。
学童保育には公営・民営がありますが、安全・安心だけでなくプラスαのサービスで独自に運営している民間の学童施設の方が共働き世帯にとっては人気があります。
そこで今回は新宿区にある民間学童を一挙にご紹介!
それぞれの施設の利用時間や利用料金などを紹介するだけでなく、新宿区が行っている学童の利用料助成制度についても併せて紹介します。
1. 新宿区にある民間学童一覧
民間学童 | 所在地 |
①早稲田フロンティアキッズクラブ | 新宿区西早稲田 |
②エイビイシイ風の子クラブ | 新宿区大久保 |
③しんえい学童クラブ もくもく | 新宿区高田馬場 |
④こどもクリエ塾 四谷校 | 新宿区四谷 |
1-1. 早稲田フロンティアキッズクラブ
早稲田フロンティアキッズクラブは、新宿区が運営費の一部を補助しています。
ですからこちらの施設の利用者で区が定める条件を満たしていれば、利用料金の一部を区から補助してもらうことが出来ます。
早稲田フロンティアキッズクラブでは、「子供が安心して放課後過ごせる場所」であると同時に「外遊びと自主学習のメリハリのある時間の過ごし方を学ぶ場所」であることを大事にしています。
そのため子供たちには「遊びの時間」と「学びの時間」を意識するように心がけています。
また同施設内では週に1回英会話レッスンと空手レッスンも行っています。
こちらも利用者は受講をすることが出来ます。
施設内ではクラフトやゲーム、読書、宿題などをして過ごします。
室外では近隣の安全な公園などに出かけることもあります。スタッフには大学生・外国人のボランティアスタッフもいます。
・基本情報
住所 | 東京都新宿区西早稲田3-17-20 大伸第一ビル3階 |
アクセス・最寄駅 | ・JR「高田馬場駅」
・都電荒川線「早稲田駅」 |
利用時間 | 【学期中】放課後~18:00
【延長】 18:00~20:00 【長期休業期間中】8:00~18:00 【長期休業期間中の延長】18:00~20:00 |
利用料金 | 【区内在住者】9,075円(おやつ代込み)
【区外在住者】14,475円(おやつ代込み) 【延長】1時間当たり1,545円 【土曜日】12,600円 |
電話番号 | 03-3202-5050 |
ホームページ | http://www.futurefrontiers.co.jp/menu/afterschool/ |
・アクセス
1-2. エイビイシイ風の子クラブ
エイビイシイ風の子クラブは、新宿区が運営費の一部を補助しています。
ですからこちらの施設の利用者で区が定める条件を満たしていれば、利用料金の一部を区から補助してもらうことが出来ます。
ただし利用が出来るのは小学1~3年生までとなっており、利用にあたっては
- 「保護者が就労などのために夜間学童クラブを必要としている児童である」
という条件を満たしている必要があります。
小学校低学年に限って受け入れをしているため、小学1年生の給食が始まらない時期の対応もしっかりフォローしているのがこの施設の特徴です。
一般的な学童の場合は早くても午後からの受け入れになりますが、風の子クラブでは小学校1年生の4月については午前中の下校後から受け入れをしています。
土曜・日曜日の受け入れも行っており、夏休みなどの長期休業期間中は朝8時から受け入れも可能です。また年末も12月31日まで「年末保育」として対応しています。
おやつ代と食事代は別途必要になりますが、食事は1食350円、おやつは1回50円で利用が出来ます。
・基本情報
住所 | 東京都新宿区大久保2-11-3 |
アクセス・最寄駅 | ・東京メトロ副都心線「西早稲田駅」
・JR「新大久保駅」 |
利用時間 | 【月~金】13:00~22:00
【土・学休日】8:00~22:00 【長期休業期間中】8:00~22:00 |
利用料金 | 1か月15,000円(第2子以降は10,000円) |
電話番号 | 03-3232-2080 |
ホームページ | http://www.abc24.jp/kazenoko/index.html |
・アクセス
1-3. しんえい学童クラブ もくもく
しんえい学童クラブは、新宿区が運営費の一部を補助しています。
ですからこちらの施設の利用者で区が定める条件を満たしていれば、利用料金の一部を区から補助してもらうことが出来ます。
ただし運営費の一部を区が助成しているため、民間施設ですが利用するためには
- 「区内在住の小学校に主額していること」
- 「保育を要する条件を満たしている家庭の児童であること」
- 「大人の介助なしに施設内での集団生活が出来ること」
- 「運営クラブが定める入室手続きを得たうえで入室認定を受けていること」
をすべて満たしていることが条件となります。
延長保育は1回200円で利用することが出来ます。
利用回数に上限はありません。
夏休みなど長期休暇期間は朝から開設しています。
また長期休暇中のみ、1食400円で給食を利用することもできます。
・基本情報
住所 | 東京都新宿区高田馬場4-36-12 |
アクセス・最寄駅 | 高田馬場駅 |
利用時間 | 【学期中】放課後~18;00
【延長】18:00~19:00 【長期休業期間中】9:00~18:00 【長期休業期間中の延長】8:00~9:00、18:00~19:00 |
利用料金 | (平成31年度参考)12,000円(おやつ代を含む) |
電話番号 | 03-5332-5885 |
ホームページ | http://www.shineikai.or.jp/mokumoku_gakudo.html |
・アクセス
1-4. こどもクリエ塾 四谷校
子供が安心して過ごすことが出来る環境づくりのために、4~8人の子供に対して1人の先生が担当して見守り保育をしているのが特徴の施設です。
利用できる年齢の範囲も幼児から小学校低学年・小学校高学年、さらに中学生までとかなり幅広いのも特徴です。
ですから年齢の違う子供がいても、学校から帰ってから保護者が迎えに行くまできょうだいが同じ施設で過ごすことが出来ます。
これは親として一番の安心につながりますよね?
さらに預かり時間も通常が13:00~19:30となっているので、給食後すぐに帰宅時間を迎える小学校一年生からでも安心して預けることが出来ます。
また延長も22時までとゆとりがありますし、おやつのほかに食事のサービスなどもあります。
もちろん高学年や中学生に対しては「宿題サポート」も行っているので、自主学習の習慣も自然と身につくようになります。
家庭での教育方針の確認や施設で過ごしている様子の報告なども踏まえて月に1度保護者との個別面談(参加は任意)も行っており、子供の生活態度に対する気になる点や子育てに関する悩みなどを相談できる場にもなっています。
また学習塾としてのコースが5つあります。
曜日ごとに異なりますが
- 「グローバルコース」
- 「アートコース」
- 「理科実験教室」
- 「ロボット教室」
- 「読み・書き・発表コース」
があり、子供の自立心を育て学習意欲を高めるプログラムが多彩に準備されています。
・基本情報
住所 | 東京都新宿区四谷1-2 サンパウロビル5階 |
アクセス・最寄駅 | 四ツ谷駅 |
利用時間 | 【学期中】13・00~19:30
【延長】 19:30~22:00 |
利用料金 | 【週1回】16,500円(税別)
【週2回】28,500円(税別) 【週3回】38,000円(税別) 【週4回】48,000円(税別) 【週5回】57,000円(税別) |
電話番号 | 03-5925-8171 |
ホームページ | http://www.visiongate.co.jp/clie/ |
・アクセス
2. 新宿区の民間学童の利用料助成
新宿区では、民間学童を利用している保護者に対して利用料の助成制度を行っています。
助成の対象となるのは「新宿区が補助を行っている民間学童施設であること」が前提となりますが、それ以外にも世帯の所得(経済状況)によっても助成金額に違いがあります。
2-1. きょうだいが2人以上民間学童を利用している場合
きょうだいが2人以上民間の学童を利用している場合、2人目以降の利用料が助成金の対象になります。
助成される金額は、1人当たり1か月2,000円です。
2-2. 区立学童を定期的に利用しつつ民間学童にも在籍している場合
同じ世帯の中で
- 「区が運営する学童クラブを定期的に利用している子供がいる」
- 「民間の学童に在籍している子供がいる」
の2つの条件を満たしている場合は、「民間の利用料」に対して助成金が支給されます。
支給額は1人当たり1か月2,000円となっています。
2-3. ひとり親世帯で一定の条件を満たしている場合
ひとり親世帯でも
- 「児童手当を受給している」
- 「婚姻歴がないひとり親世帯である」
- 「寡婦(夫)とみなされている」
の3つが当てはまる上に、当該年度の住民税が非課税となっている世帯の子供が民間学童を利用する場合に助成の対象となります。
この場合の支給額は1人当たり1か月6,000円となっています。
2-4. 当該年度の住民税が非課税となっている世帯の場合
この条件に当てはまる世帯の子供が民間学童を利用する場合は、新宿区の補助制度の対象になります。
支給額は1人当たり1か月で6,000円となります。
2-5. 生活保護を受けている世帯の場合
生活保護を受けている世帯の場合、その子供が民間学童を利用すると補助金が支給されます。
支給額は1人当たり1か月6,000円となります。
2-6. 助成の申請方法
利用料の助成を受けるためには、新宿区が準備している「助成申請書」に必要事項を記入したうえで担当窓口に手続きを行う必要があります。
申請などに関する問い合わせは、「新宿区子ども家庭部 子ども総合センター 児童館運営係」(電話:03-5273-4544)です。
また助成の申請は年度ごとに行う必要があります。
前年度に助成が決定したとしても、新年度になって申請をしないと助成が受けられなくなります。
3. まとめ
学童クラブのイメージも一世代前のイメージと現在のものとは大きく変わりました。
また民間が運営する施設であっても、
- 「利用料金が安い施設」
- 「独自の学習プログラムを持っている施設」
- 「深夜まで夜間保育に対応してくれる施設」
など様々です。
さらに新宿区では、施設や利用条件によって民間学童の利用料の補助制度もあります。
こうした制度などを上手く活用すれば、働き方を変えなくても子育てと仕事を両立することができます。
ちなみに民間学童は「子どもが安心して過ごせる場所」というだけでなく「保護者が安心して預けられる場所」という視線で探してみるのと、あなたが思っているよりも簡単にイメージ通りの施設に巡り合えますよ。