東京都では1987年に「東京低地の液状化予測」を公開しましたが、住民の防災意識の高まりなどもあり2013年3月に最新版の液状化予測図を公開しています。

新宿区は東京の都心エリアに位置していることもあり、「大災害が起こった際にどのようにして身を守るのか」は区民一人ひとりの意識が大きく影響します。

特に安心して住み続けるのであれば、あらかじめ液状化の危険エリアを意識し少しでも可能性の低いエリアを探すことも大切なポイントです。

そこで今回は新宿区で液状化の可能性が低いエリアをまとめて解説!

安心して暮らすための防災情報についても紹介します。

1. 新宿区は液状化の可能性が低い地域

新宿区は東京23区内で見ると液状化の危険が低いエリアとなっています。

都内23区の液状化ハザードマップでは、レベルを3段階に分けています。

その中で最もレベルが高い地域を多く含んでいるのが

  • 【足立区】
  • 【葛飾区】
  • 【江戸川区】
  • 【大田区】

です。

区内の.3分の1以上が「最もレベルが高いエリア」となっているうえに、その他の地域も「中レベル」に指定されています。

区内の大部分が「液状の可能性が中レベル」となっているのが

  • 【板橋区】
  • 【北区】
  • 【荒川区】
  • 【台東区】
  • 【墨田区】
  • 【江東区】
  • 【中央区】
  • 【品川区】

です。

ただし河川や海に近いエリア、埋め立て地などは液状化の危険が最も高い「高レベル」に指定されています。

これに対して新宿区は区内全体が最もレベルが低いエリアとなっています。

ただし一部に「液状化の危険が最も高いエリア」があります。

少しでも安心して長く住み続けたいのであれば、区内の液状化ハザードマップを意識しながら家探しをすることが大切です。

2. 東京都で液状化・洪水・地震の被災が予想される地域

新宿区では区内で液状化・洪水・自身の久が予想される地域を『新宿区地震ハザードマップ』で紹介しています。

・新宿区地震ハザードマップ

http://www.city.shinjuku.lg.jp/content/000219222.pdf

2-1. 木造住宅は液状化の影響を受けやすい

建物の構造によっても液状化の影響は変わります。

特に木造住宅の場合、地面が液状化すると建物の傾斜や沈下が起こるリスクが高まります。

被害を受けても修復が可能なケースもありますが、状態によっては建物そのものが使えないというケースもあります。

ですから液状化のリスクが低く地域に指定されていても、木造建築の場合はあらかじめ対策をしておくのがおすすめです。

2-2. 新宿区の相談窓口

新宿区の液状化対策相談窓口は「都市計画部 建築指導課 構造設備担当(電話:03-5273-3745)です。

液状化対策の相談はもちろんですが、液状化に関する資料の閲覧も受け付けています。

3. 新宿区の防災に関する取り組み

3-1. 新宿区内の避難場所一覧

新宿区では洪水や浸水などの震災が起きた場合の避難場所をあらかじめ設定しています。

避難場所を該当する町丁名を一覧にしましたので、参考にしてください。

・迎賓館一帯

62,869㎡の有効面積があります。

区の避難計画では、22,359人の避難場所となっています。

避難対象となる町丁名 四谷1丁目、市谷本村町の一部、若葉町、本塩町

・戸山公園一帯

404,342㎡の有効面積があります。

区の避難計画では、117,724人の避難場所となっています。

避難対象となる町丁名 原町1丁目、原町2丁目、原町3丁目、戸山1丁目、戸山2丁目、戸山3丁目、高田馬場1丁目、高田馬場2丁目、市谷加賀町1丁目、市谷加賀町2丁目、市谷甲良町、市谷山伏町、市谷薬王寺町、市谷柳町、若松町、新宿6丁目の一部、新宿7丁目、西早稲田2丁目の一部、早稲田南町、大久保1丁目、大久保2丁目、大久保3丁目、南榎町、南山伏町、百人町1丁目の一部、百人町2丁目の一部、弁天町、北山伏町、喜久井町、馬場下町

・明治神宮外苑

405,113㎡の有効面積があります。

区の避難計画では、92,689人の避難場所となっています。

避難対象となる町丁名 荒木町、市谷本村町の一部、霞岳町、片町、坂町、左門町、三栄町、信濃町、須賀町、大京町、南元町、四谷2丁目、四谷3丁目、若葉町2丁目、若葉町3丁目

・新宿御苑

391,912㎡の有効面積があります。

区の避難計画では、167,272人の避難場所となっています。

避難対象となる町丁名 愛住街、市谷台町、市谷仲之町、歌舞伎町1丁目、歌舞伎町2丁目、新宿1丁目、新宿2丁目、新宿3丁目、新宿4丁目、新宿5丁目、新宿6丁目の一部、住吉町、内藤町、舟町、余丁町、四谷4丁目、富久町、河田町

・新宿中央公園・高層ビル群

182,169㎡の有効面積があります。

区の避難計画では、65,498人の避難場所となっています。

避難対象となる町丁名 西新宿3丁目の一部、西新宿4丁目、西新宿5丁目、西新宿8丁目

・百人町3・4丁目地区

120,115㎡の有効面積があります。

区の避難計画では、69,803人の避難場所となっています。

避難対象となる町丁名 高田馬場3丁目、高田馬場4丁目、百人町1丁目の一部、百人町2丁目の一部、百人町3丁目、百人町4丁目、北新宿1丁目、北新宿2丁目、北新宿3丁目、北新宿4丁目

・後楽園一帯

193,692㎡の有効面積があります。

区の避難計画では、133,837人の避難場所となっています。

避難対象となる町丁名 横寺町、下宮比町、改代町、岩戸町、細工町、市谷左内町、市谷砂土原町1丁目、市谷砂土原町2丁目、市谷砂土原町3丁目、市谷船河原町、市谷鷹匠町、市谷長延寺町、市谷田町1丁目、市谷田町2丁目、市谷田町3丁目、市谷八幡町、若宮町、新小川町、神楽河岸、神楽坂1丁目、神楽坂2丁目、神楽坂3丁目、神楽坂4丁目、神楽坂5丁目、神楽坂6丁目、水道町、西五軒町、赤城下町、赤城元町、袋町、津久戸町、東五軒町、南町、二十騎町、納戸町、白銀町、払方町、喜多町、矢来町、馬場町

・哲学堂公園一帯

193,692㎡の有効面積があります。

区の避難計画では、78,038人の避難場所となっています。

避難対象となる町丁名 上落合3丁目、西落合1丁目、西落合2丁目、西落合3丁目、西落合4丁目、中井1丁目、中井2丁目、中落合3丁目、中落合4丁目

・学習院大学

79,082㎡の有効面積があります。

区の避難計画では、83,795人の避難場所となっています。

避難対象となる町丁名 下落合3丁目

・早稲田大学早稲田キャンパス一帯

81,377㎡の有効面積があります。

区の避難計画では、53,140人の避難場所となっています。

避難対象となる町丁名 榎町、戸塚町1丁目、山吹町、西早稲田1丁目、西早稲田2丁目の一部、西早稲田3丁目、早稲田町、早稲田鶴巻町、中里町、天神町、東榎町

・落合中央公園

33,522㎡の有効面積があります。

区の避難計画では、20,761人の避難場所となっています。

避難対象となる町丁名 上落合1丁目、上落合2丁目、中落合1丁目

・おとめ山公園地区一帯

23,284㎡の有効面積があります。

区の避難計画では、14,676人の避難場所となっています。

避難対象となる町丁名 下落合1丁目、下落合2丁目、下落合4丁目、中落合2丁目

3-2. 建物の液状化対策ポータルサイトを参考にする

東京都では「住宅を買う・建てる前に液状化現象に備えたい」という人のために『東京都 建物における液状化対策ポータルサイト』があります。

ポータルサイトでは「建物の液状化現象って何?」という疑問から実際に購入予定の土地の形状化を調べたり対策を検討するなどが出来ます。

また行政機関や関係窓口の紹介なども行っています。

・ホームページ

http://tokyo-toshiseibi-enquete.jp/

4. まとめ

新宿区は東京23区内で見ると比較的液状化のリスクが低いエリアとなっています。

ただし区内でも一部液状化の可能性がある地域が指定されています。

関東エリアでは将来首都直下型の関東大地震が起こることが予想されています。

それだけに長く住み続けるためには「地震に対する備え」も大切です。

特にこれから家の購入を検討している人は、土地選びの際に「液状化のリスクが低い場所を選ぶ」を忘れないようにしてくださいね。

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