
東京都の最南端にあるのが大田区。
東京23区内で最も都心から離れていることもあって、穴場の物件が多いのが特徴です。
でも意外とあまり知られていないのが大田区の街事情。
せっかく穴場の物件を探すのであれば、大田区の基本情報をしっかりチェック!
そこで今回は「大田区の街事情」を家賃相場、治安、住みやすさ、環境などと併せて紹介します。
1. 1LDKの賃貸マンション・アパートの家賃相場【大田区編】
大田区の間取り別家賃相場
種類 | 平均家賃相場 |
1ルーム | 7.34万円 |
1K | 7.82万円 |
1DK | 9.59万円 |
1LDK | 12.52万円 |
2K | 9.94万円 |
2DK | 10.94万円 |
2LDK | 15.16万円 |
以下は全て1LDKの相場です。
新築マンション・アパート家賃相場
種類 | 平均家賃相場 |
マンション | 13.37万円 |
アパート | 12.37万円 |
築年数5年未満のマンション・アパート家賃相場
種類 | 平均家賃相場 |
マンション | 13.27万円 |
アパート | 12.27万円 |
築年数10年未満のマンション・アパートの平均家賃相場
種類 | 平均家賃相場 |
マンション | 12.93万円 |
アパート | 11.93万円 |
築年数20年未満のマンション・アパートの平均家賃相場
種類 | 平均家賃相場 |
マンション | 12.28万円 |
アパート | 11.28万円 |
築年数30年未満のマンション・アパートの平均家賃相場
種類 | 平均家賃相場 |
マンション | 13.85万円 |
アパート | 10.82万円 |
2. 大田区で最適な1LDKの部屋を見つけるためのポイント
大田区は、行政・商業の中心地と教育・文化の中心地がエリアによって分かれています。
そのため街の様子もエリアによって違いがあるのが特徴です。
1人暮らしにおすすめなのが行政・商業の中心である大森・蒲田エリア。
そして教育・文化の中心で2人暮らし・ファミリーにおすすめなのが蒲田駅周辺エリアです。
この2つのポイントをふまえて、大田区の街の基本情報をさらに詳しく紹介していきましょう。
2-1. 交通アクセス
交通アクセス【鉄道編】
大田区の鉄道事情には「蒲田エリア」と「大森エリア」で違いがあります。
鉄道路線が発達しているのは「蒲田エリア」なのですが、大森エリアには南北方向の鉄道路線しか通っていません。
大田区に駅があるのはJR東日本、京浜急行電鉄、東京急行電鉄、東京モノレール、都営地下鉄の鉄道路線です。
まずJR東日本には京浜東北線があり、【大森駅】【蒲田駅】があります。
京浜急行電鉄には、本線と空港線があります。
本線には【平和島駅】【大森町駅】【梅屋敷駅】【京急蒲田駅】【雑色駅】【六郷土手駅】があります。
空港線には【糀谷駅】【大鳥居駅】【穴守稲荷駅】【天空橋駅】【羽田空港国内線ターミナル駅】【羽田空港国内線ターミナル駅】があります。
東京急行電鉄には、東急多摩川線、池上線、大井町線、東横線、目黒線があります。
東急多摩川線には【蒲田駅】【矢口渡駅】【武蔵新田駅】【新丸子駅】【鵜の木駅】【沼部駅】【多摩川駅】があります。
池上線には【長原駅】【洗足池駅】【石川台駅】【雪が谷大塚駅】【御嶽山駅】【久が原駅】【千鳥町駅】【池上駅】【蓮沼駅】があります。
大井町線、東横線、目黒線には、【北千束駅】【大岡山駅】【田園調布駅】があります。
東京モノレールには東京モノレール羽田空港線があります。
停車駅には【流通センター駅】【昭和島駅】【整備場駅】【天空橋駅】【羽田空港国際線ビル駅】【新整備場駅】【羽田空港第1ビル駅】【羽田空港第2ビル駅】があります。
都営地下鉄には都営浅草線があり、【馬込駅】【西馬込駅】があります。
交通アクセス【バス編】
大森エリアでは鉄道路線が南北にしか通っていないため、路線バスが全域をカバーしています。
区内の路線バスはJR東海道線を境界線にして「京浜急行バスグループ」と「東急バス」の2つのバス会社が東西に分かれて担当しています。
そのほかにも都営バスやコミュニティバス、空港連絡バス、高速バス、リムジンバスなどがあります。
ちなみに大田区のコミュニティバスは「たまちゃんバス」の愛称がついています。
交通アクセス【道路編】
東京都心から最も離れているものの、陸路・空路・海路が集中していることもあって幹線道路が多く集まっています。
主な幹線道路だけでも、【第二京浜(国道1号)】【第一京浜(国道15号)】【湾岸道路(国道357号)】【中原街道】【産業道路】【多摩堤通り】【環八通り】【海岸通り】【自由通り】【ガス橋通り】【臨海道路】などがあります。
2-2. 周辺環境
買い物(スーパー)、ショッピング
大田区には東京都中央卸売市場(大田市場)があるために卸売業が多いのが特徴です。
大規模小売店や大手チェーン店が次々とオープンしていく一方で、昔ながらの商店街は少しずつ姿を消しています。
ただ大田区は駅によってお買い物事情が違うという点も特徴にあります。
激安スーパーや総合スーパーが多い蒲田駅や大森駅のような地域もあれば、駅周辺から離れるとスーパーがほとんどない西馬込駅のような地域もあります。
2-3. 大田区の治安情報
大田区の治安は「平均レベル」です。
閑静な住宅街では治安の悪さを感じることはあまりありません。
しかし、大井競馬場や品川水族館などのレジャー施設が多い大森駅周辺や学生が多い大岡山駅周辺などの治安はよくありません。
3. 大田区で住みやすいエリア
3-1. 一人暮らしにおすすめのエリア
1人暮らしにおすすめしたいのは、東急多摩川線の「鵜の木駅周辺エリア」です。
川崎・横浜方面へのアクセスにも便利ですし、自由が丘など都内のおしゃれスポットに出かけるのにも便利です。
もちろん駅前には普段の買い物に便利な商店街もあり、物価もかなり安いです。
一人暮らしにうれしいお惣菜店や個人営業の居酒屋などもあるので、仕事帰りに一人で立ち寄る場所にも困りません。
もう一つおすすめのポイントが「下町の雰囲気が残る場所」という点です。
鵜の木駅は東京23区内にありますが、いまだにご近所づきあいがしっかりと残っているエリアです。
だから初めて一人暮らしをする人にとっても、どこか懐かしさを感じることが出来ます。
また季節ごとに様々なイベントやお祭りが行われるのもこの地域ならではの特徴です。
「町ぐるみでイベントを盛り上げていこう」という雰囲気があるので、お祭りやイベントといってもどこか懐かしさを感じます。
鵜の木駅周辺エリアは、「東京だけど人とのつながりのある暮らしがしたい」という人にぜひおすすめしたい穴場のエリアです。
3-2. 二人暮らし、同棲・新婚におすすめのエリア
2人暮らしでおすすめなのが、ファミリー世帯に人気があり比較的治安のよい大森駅エリアです。
スーパー、コンビニ、ドラッグストアなどは駅周辺に全てまとまっていますし、お買い物にお得な商品がずらりと並ぶ昔ながらの商店街もあります。
さらに駅周辺には飲食店も豊富です。
オシャレなお店から低価格路線のチェーン店まで幅広くあるので、週末に2人の時間を楽しむのもおすすめです。
ちなみに2人暮らしにおすすめなのは、駅の西口側です。
買い物に便利な商店街を抜けると閑静な住宅街が広がっています。
また緑の多い公園も近くにあるので、のんびりとした2人暮らしを楽しむことが出来ます。
4. 大田区で1LDK賃貸を探す方法まとめ
大田区には街によっても雰囲気や環境はかなり変わります。
でも「利便性が良い」「家賃が比較的安い」「思っているほど治安は悪くない」という3つを考えれば、大田区はかなりおすすめです。
古いアパートなども多いですから、家賃を重視したい人にもおすすめ。
物件の条件をそれほど絞りこまなくてもあなたの理想に近い物件に出会える確率が高いですので、街の雰囲気が気に入ったらぜひ早めに物件情報をチェックしてみてくださいね。